みんなのリズム天国

ずいぶんと前にクリアしていたんですが、
感想を書くのをすっかり忘れてました。
ついでにゲーム内容も半分ほど忘れてしまっているのだけど……

みんなのリズム天国」は、こんなゲームでした。

みんなのリズム天国 - Wii

みんなのリズム天国 - Wii

まず、このシリーズではいつものことなのですが、
「みょうちくりんでかわいい絵」が好きです。
そして、幼い感じの絵とのギャップを感じさせる
「なんだか大人びた雰囲気」もまた、好きです。
ほんと、この製作チームは不思議なチームだな、と。


全体的な感想としては、
今回はトリッキーなゲームが増えたな、と感じました。
慣れるまでは全くリズムが取れないゲームがあって、
特に「コンコンズ」と「エビおんど」に苦戦しましたよ。


しかし、これもまた「リズム天国」の不思議さなのですが、
慣れてしまえば、これのどこが難しかったの?と思うぐらいに
上達していたりもするのです。
まんまとつんく♂さんの策略に嵌まってるわけですな。


と、そうは言ってもわたくし、
前作・前々作とパーフェクトを叩きだしておりますので、
ハイレベルを獲るだけなら、何と言いますか、
ま、それほど苦もないのでありまして。
本当の勝負は、「パーフェクトキャンペーン」ですよ!


「パーフェクトキャンペーン」を簡単に説明しますと。
ハイレベル評価を取ったことのあるゲームでは、
ときどき「パーフェクトキャンペーン」が実施されるのです。
で、キャンペーン実施中に一度のミスもなく
完璧にゲームをこなすことで、Pメダルが貰えるのです。


このシステムの重要な部分は、
「キャンペーン実施中に完璧なプレイをすること」です。
すなわち、キャンペーンがやっていない間は、
パーフェクトをとってもPメダルは貰えないのです。

そして、そのゲームを3回ミスしてしまうと、
そのキャンペーンは一時的に終了してしまうのです。

この2重の緊張感が、プレイヤーを熱くさせます。


パーフェクトキャンペーンに関して
ぼくが特に苦労したゲームは5つありました。
先ずは「タップスター」と、
そのアレンジが登場する「リミックス7」

これは苦しめられた。もう、苦しかった。
「トントントントンハイハイ」を聞くのが辛かった。
音を聞いてもリズムがつかめない部分があって、
でも、音を聞くとちゃんとできるんですよ。
ぼくはこのタイプのゲームを「行進系」と称しているんですが*1
「行進系」ゲームは失敗した箇所がわかり難くて苦痛でしたね。


次は、なぜか失敗が続いてしまった「図書ガールズ」
アレンジ版じゃない方です。オリジナル版です。
このゲームは雰囲気が大好きで、
「ねばぎぶあぷー」と口遊みながら遊んでいたのですが、
その「ねばぎぶあぷー」と「れっつえびばでごー」に
何度も何度も惑わされてしまって、
なかなかパーフェクトに辿り着けなかったんです。
でも、これは楽しいから好いよ。


ここまでは、苦戦したなあ、という感じなのですが、
ここから先は次元が違いました。
あくまでぼくの主観ですが、残す2つはまさに地獄でした。


「リミックス8」
出だしのキックを何度外したことか。
その次のキックも何度外したことか。

音鳴ってないもん、反則でしょ。
そこが突破できたと思うと油断してしまって
後のゲームで失敗してしまい、
また出だしのキックを外すと。
そしてキャンペーンが一周し、
やはり出だしのキックを外すと。
出だしのキックを何度外したことか。

プレイ数の割には、ここの曲をあまり覚えてないんです。
なんせ、出だしで失敗しちゃうんですから。


最後の最後まで残ってしまったのは「リミックス10」でした。
「リミックス10」では、これまでのゲームが
リズム練習からスタッフロールゲームまでを含めて
メドレー形式で流れてきます。
「とにかく順番を覚えること」が定石です。
特に今回は、徹底して覚えるべきところがいくつかあって、
切り替え一発目の「えびおんど」とか、
「悪霊退散」の後に来る「鳥の大群」の一歩目とか、
「ナイトウォーク」の後の「しわけ」はAB同時押しとか、
ここは大事だと思います。
ただ、覚えても対処しきれない部分もあって、
それは特に「コンコンズ」と「くしざし」です。

ここは体で覚えるよりほかにないですね。
最後に必要なのは「どこまで粘れるか」です。
ぼくは……4時間ぐらい掛けましたか。
確か、指が痛かったような気がします。
あそこまでしぶとく挑み続けたのも久々のことでしたよ。
クリアした時はそりゃもう嬉しかったのなんのって。


……さて、パーフェクトキャンペーンについて
ここまで長々と書いてきましたけど、
読んでいるあなたはクリアできましたか?
もしクリアできていないのだとしたら、
ぜひぜひ諦めずに挑戦してほしいです。
というのも、すべてのパーフェクトを達成すると、
エンドレスゲームズに新たなゲームが追加されるのです。


「エンドレスリミックス」
エンドレスゲームズのリミックスです。
「しゅぎょう」と「まんざい」に加えて
3つのゲームが追加されたエンドレスゲームで、
つまりはゲーム切り替えのあるエンドレスゲームです。
ところが、このゲームはとんでもない初見殺しでして。
なんと、追加された3つのゲームに関しては
何の操作説明もないのです!
手探りで攻略法を見出していくプロセスを味わってほしいので
詳細は書きませんが、是非体験してほしいです*2


いやあしかし、今回も、
流石は「リズム天国」だ、という感想に尽きますね。
リズムに乗れば何事も楽しくなる。
それはきっと、嘘ではないのです。
生活にまでリズムを取り込みたくなる、
そんな気分にさせてくれる「リズム天国」が
ぼくは大好きです。ホント、ホント。


……と締めくくったように見せかけて、もう少し。
みんなのリズム天国」のもう一つの特徴、
それが2人プレイの存在です。
やってみるとわかりますが、1人で遊ぶゲームを
2人でも遊べるように少し変えただけのものです。


もちろん、2人でワイワイ遊ぶのが
本来の楽しみ方ではありましょうが、
1人しかいなくても、いや1人だからこそ遊べる遊び、
「1人2役」の面白さをご存知でしょうか?


幸いにも片手で持てるWiiリモコンですから、
2つのリモコンは両手で持てるわけですよね?
この状態で2人用ゲームを遊ぶと、
意外な難しさがあったりします。


特におすすめなのが、2人用エンドレスゲームズ。
「しらはドール」と「押忍!15もち」は
1人でやるとかなり簡単なゲームなのですが、
「カンフーボール」や「ボート」を1人2役すると
なかなか楽しいですよ。

操作するキャラクターとリモコンの位置は
同じにしておく方が混乱しにくいです。


そして、これぞ「リズム天国」だと言えるだろうゲームが、
「1人2役ボッサレシーブ」です。
このゲームの難しさは何と言っても
一瞬で両手のリズムを入れ替えることですね。
操作するキャラクターの位置が入れ替わることも、
操作の混乱に拍車をかけます。
リズム自体は「ズッタズズターン」の繰り返しなので、
難しいはずはないのですけどもねぇ。
一回ミスすれば、立て直すのはほぼ無理ですね。
このゲームを難なくこなせる人こそが、
真のリズム天国マスターと言えるんじゃないか

勝手に思ってます。


ということで、
真のリズム天国マスターを目指して精進あるのみ!
もう一回書きますが、
流石は「リズム天国」だ!

ああ、サントラ欲しいなあ。
値段が高いのが玉に瑕なんだ。
でも、欲しいなあ。

*1:他には「小さないきもの」とか「鳥の大群」とか「コロコロたんけん隊」とか。「みんなの」は、行進系ゲームも増えている気がしますね。

*2:どうしても知りたい人は、エンドレスリミックスで検索すればいくらでも出てきます。