間に合わなくない

どうしてぼくは、
「間に合わない」と思ってしまうのだろうかな。
たとえ「残り0分」だって、
59秒残っているかもしれないのに。
その59秒で、できてしまうかもしれないのに。


間に合わないと諦めかけていたのですが、
最後の最後でなんとか乗り遅れなかったので、
偶然と奇跡に感心しつつ、
己の粘りの弱さを追及していました。
諦めかけてもギリギリ間に合ったんだから、
諦めなければ余裕だったはずなのにね。


「5分前行動」とか、大昔に散々言われた気がします。
変なところで真面目なぼくは、それを忠実に守っているつもりです。
だからこそ「5分前が締め切りだ」と、つい勘違いしてしまうのです。
大半の人はそんな忠告を無視して、普通に暮らしているんですよね。
忠告って、なんなのだろうか。


「良い子」というのは、「普通じゃない子」なのです。
それは「普通」の水準が低いからです。
でも「普通」は「普通」であって、
「良い子」はマイノリティ、少数派でしかないのです。
したがって、「良い子」は白い目で見られるのです。
「良い子」って、損なのです。
……と書くと、なんだかぼくがまるで「良い子」だったかのようですが。


ぼくは、忠告します。
「忠告に耳を貸すな」
さて、この忠告は守ってもらえるのでしょうかね?