整理すると、蘇る

毎年この季節になると、
「伝書閑古鳥」の過去の記事を整理したりします。
3月が開設の月でして、
1年毎にバックアップっぽいことをしているわけです。


そして、いざ1年前を振り返ってみると。
……あの当時の緊張感が蘇ってきました。
東日本大震災です。


ぼくとしては、常に冷静にいるつもりなのですが、
当時の文章からは、焦りが滲み出ているような気がしました。
思わず溜め息をついてしまいます。


しかし、整理というのはいろんな感情を呼び戻しますね。
苦しさや悲しさ、怖さなどと同時に、
ささやかな嬉しさや感動が浮かんできました。
うわべだけの「たすけあい」には嫌気がさしていますが、
本当の意味での「たすけあい」が、あの時は確かにあった。


もしかすると、過去を振り返るのが怖いという人もいるかもしれません。
ぼくも、過去を見ることにそれほど重要性は感じません。


でも、過去は見るべきなのです。
過去を見ることの意味は
未来を楽しくするため。
そして、大切な人達を忘れないでいるため。


この整理のおかげで、今年の4月1日は
より一層楽しめそうな気がしています。