ネズミを呼ぶ男

最近、筆者の所在地近辺で
かなり頻繁にネズミ捕りが張っています。
むろん、ネズミというのは速度超過者のことですよ。
ま、本物のネコもわんさか いらっしゃいますが。


歩いている人間にとっては、
電信柱の陰で電信柱のようにつっ立っている
見張り役の方の居住まいがとても不自然なんですが、
運転する側からすれば、気付いた時には もう遅いんですよね。


とは言っても、速度超過をしなければ捕まらない訳で、
人轢く前に捕まって貰った方が、
歩く側としては安堵できるというものです。


だのに、何故か心苦しい点がありまして。
というのは、ぼくがその場所を横切る度に
毎度、誰かが捕まって行くのです。
今日も往復で、しっかり二回見届けました。
……ぼくは疫病神なのか?


人が捕まる現場って、
はっきり言って見たいものではないですよね。
少なくとも ぼくは、少なからず苦しいです。


速度超過されているドライバーの皆さん、
お願いですから、捕まらないで下さい。
もちろん、人を轢いたりしないで下さい。
今の道路交通法はおかしいような気もするけど、
法律は法律なんで、責任を持って運転して下さい。


それと……
横断歩道で人が待っていたら、ちゃんと停まってあげてよ。
それも、運転する人の責任です。