有名人らしき人。

有名人らしき人に出会いました。
「らしき」というのは、
ぼくがその人を有名人と認識していなかったからです。


一緒にいた知人の目の前に、
かねがね会ってみたいと言っていた有名人が
ふっと現れたのです。


こういうシーンって、面白いものですよね。
片や興奮してテンションが上がっているのに、
片や冷静沈着にその様子を眺めていると。


しかし、あまりに知人のテンションが高いもんだから、
そのうちぼくもその気になって、
だんだんテンションが上がってました。
うわあ、有名人に会ってるんだー、という感じで。
……今調べてみると、かなりローカルな人だったのは内緒です。


でもね、不思議なことに、
知人が言う前に、噂の有名人だろうなと分かってしまったのです。
突然現れ、しかも知人の話でしか知らない相手なのに、
次の瞬間に知人が歓喜の声を上げるのだろうなと感じました。
これがオーラってやつなのかな。
実は、とても凄い人なのかもしれない。


あの人を見て、喜ぶ知人の姿を見ると、
ぼくもあの人みたいになってみたいなと思ってみたり。
会うだけで嬉しくなれる有名人、憧れますねぇ。