後悔は、変わることの無視

人の気持ち、人の考えは、
ころころと変わってゆくものです。


ほんのさっきまで買い物に行く計画を立てていても、
曇り空を見るだけでその計画は消え去ります。
今日は絶対に出掛けないぞと意気込んだとしても、
チラシにつられて足を運んでしまいます。


だからといって、
気持ちや考えが変わることを押し込めてはいけません。
それが「後悔」につながるからです。


ずぶ濡れで買い物すれば、後悔します。
買い物に行かず、あり合わせで済ませるとなっても、後悔します。
やっぱり今日のうちに手に入れたかったと、後悔します。
今日しか休める日はなかったのにと、後悔します。


後悔の種は、正解があると信じ込むことです。
その「正解」とは、自分が決めるものです。
そして、自分は絶えず変わってゆくのです。


気持ちや考えが変わることを認めれば、
後悔は少なくて済むかもしれません。
また、未来の自分はいつでも、過去の自分とは変わっている、
そのことを意識すれば「正解」の正体が掴めるかもしれません。


……でも、限定配信って厄介なやつだよな。
あまり魅力がなくて面倒な時は「要らないかな？」と思うけれど、
後でコレクションを並べて、抜けがあるのを見てしまうと、
「あのとき、しっかり受信しておけば……」と後悔するのです。


過去の自分は、「受信しないことが正解」だと思っていたのです。
今の自分は勿論、「すべて集めることが正解」なのです。


人の気持ち、人の考えは、
ころころと変わってゆくものです。


変わることを認めよう。
過去に行われた選択を認めよう。
未来にその選択が否定されることを認めよう。
そうすれば、後悔なんてものはなくなるはずさ。