「踊り」というやつ

踊り――ダンスとか舞踊とか――というやつ。
あれって、基本的に変なことですよね?
普段することのない恰好を披露する訳だから、
どう考えても変なことですよね?
だからどうってこともないですが。


怒った時や嬉しい時に、
或いは感動の為に、或いはそれ自体を捧げて、
いろんな所でいろんな風に、
いろんな人がいろんな踊りを踊ります。
踊りというのは、普段じゃないことの表現、てなところですか。


普段通りに生活する。
それは、最も安全に生きる策です。
しかし、どんな文化にも踊りがある。
変なことをして、自己の存在をアピールする。
でないと、生き永らえない。


何だか面白い理論を得たなあ。
今を生きる為には、普段通りの生活を、
先を生きる為には、普段と違うことを、
つまり、生きる為には平凡かつ特異が必要と。
飛躍しすぎましたかね。


そんな飛躍は置いておいてと。
踊りって、変なことなのに世間に認められているんですよね。
面白いなあっと。
いやさあ、どう見ても変なことだよ?
しつこいって?すみません。それだけでした。