火災報知機誤作動

もう、嫌んなりますよ。
ただでさえ蚤の心臓なのに、
そんな大音量でファンファンと。
出来るだけ平静を装いつつ
逃げる準備を整えておりましたが、
誤作動ということが分かりました。
ひとまずは、よかった。


難しいですよね、この手の警報機は。
やはり、そういう事故に会う機会というのは
そんなに多くない訳なんです。
でも、万が一 事が起こってからでは遅い。
泥棒を見る前に縄を綯っておかなければ。
ほんの一瞬の油断の為に、
掛け替え無きものは皆、灰と化すのです。


火災報知機というのがどういう原理なのか、
詳しくは知りませんけど、
温度の上昇や煙の発生、
そういったものを感知して作動するそうですね。
つまりこれらは、火災であるための必要条件な訳です。


……いきなり必要条件なんて言い出してごめんなさい。
何が言いたいのかというと、
「火のない所に煙は立たぬ」です。


煙があれば、そこには「火」があるのです。
でも、それが「火災」だとは限らないんですよね。
煙草でも線香でも煙は立つ訳ですし。


火災というのは損失の多い事故だから、
とにかく未然に防ぎたい。
そのために、火災という原因から生じる結果、
例えば「煙」が、ほんの少しでも感知できれば、
いち早くその危険を知らせよう。
でも、線香だったらごめんなさいね、てなところですよね。


というわけだから、仕方がないと言えばそれまでだけど。
どうにかならないものかねぇ。
カメラにプログラムを組み込んだりすれば、
より精密に感知出来るのかもしれないですけど、
それだけコストも上がるだろうし、
プライバシーとかもうるさいし。
どうにかならないものかねぇ。


しかしながら、ですね。
ぼくの場合、警報機が鳴るだけで気が動転するので、
なるべく誤作動は起きて欲しくありません。が、
誤作動は訓練にもなり得ますよね?
こういうすぐに気が動転する人ほど、
いざホントの危険に面した時に、
慌てなくて済むと思うのです。
ま、人にも依りますけどね。


警報機がオオカミ少年では困りますが、
緊急事態に初めて使い方が分かるようでは
設置している意味が無いとも言えます。
イメージトレーニングは重要ですよ。たぶん。
そんな訳で、本日の一件は有意義だったということにしておこう。