知る不自由

ベテランの小説家には書けない小説とは何でしょう?
昔読んだある本に、こんなような問題がありました。
答えは「処女小説」です。


経験を積むに従って、人は様々なルールを学びます。
それは規則であったり、自然法則であったり。
中には、暗黙の了解というのもあります。


そして、いつの間にか多くの制約に縛られていたりするのです。
いきおい事実上標準の形へと流れてしまうのです。
おかしくない、変じゃないものが出来るのです。


知らないうちは、
めちゃくちゃな構成になってしまったりするものです。
しかしそれは、知らないうちしか出来ないことでもあるのです。
知っていることが、発明の邪魔になり得ると、ぼくは思うのです。


綺麗な構成を知った上で、あえてそれを壊すことは、
かなり勇気の要ることです。
それが出来る人というのは、二通りに分けられると思います。
「バカ」か「天才」か。
馬鹿と天才は紙一重、というのは、こういうことじゃないのかなあと。


結局何が言いたいのか分からずじまいですが、
とりあえず、最近のぼくの記事は無難な方向に走っているなと、
若干の戒めを兼ねて書いてみた次第です。


型破り 馬鹿と偉才の 分かれ道


果たして、ぼくはどちらに転ぶのかな?