オンリーワンの裏側には

この前身近で自殺があったと書きまして、
あれから一週間ほどが経ちました。
身近と言っても交流もなかったので、
まるで何事も無かったかのように時間は動いているのですが。


その記事には、
「どんなに些細でも、楽しみがあるならそれに賭けてみよう」
といった風なことを書きました。
生きている内が花なんだよ、という意味で書いたつもりです。
しかし今、恐ろしい考えが、ふと頭を過りました。


――死ぬことが楽しみ、ではなかろうな、と。


そんなことはないと信じたいですし、
それを裏付けるものなど一つもありませんが、
もしそれがあり得るとしたら……


オンリーワンの裏側には、
こんな一面も、恐らくあるはずです。
他人と違う。その違う部分が、
常識とか道徳とか倫理とかだとしたら。
上に書いたことも、あり得るのかもしれません。


武士の多くは桜を好んだと聞きます。
潔く散るその姿に倣って、武士も散ったのです。
それは、その時代の常識です。
殺生は悪くても、斬り斬られたのです。
すると、そんな散り様を夢見て
斬られたかった人もいたのかもしれません。


生きたいという人がいる一方で、
死にたいという人がいるのは不思議なことでしょうか。
しかし自ら命を断つことは、断じて許しませんけどね。


暗いことばかり書いても仕方が無いなぁ。
じゃあ書くな、と言われそうですが。
嫌なことがあると、やっぱり捌け口が必要です。
それで他人を嫌な気分にさせてもアレなんだけど。
ウェブログって難しいよなぁ。