「オタク」って役職?

うごメモをきっかけに はてなで活動し始めて初めて知ったことなのですが、
「オタク」と自称する人の多いこと多いこと。
それまでぼくは一種の差別用語だと信じておりましたから、
まあ驚いたこと驚いたこと。
や、まあ、人それぞれ好き勝手に使っていいと思いますけれども。


ぼくは、「オタク」と呼ばれたくない人です。
オタクっぽいかどうかと言われれば、そりゃ世間一般に比べれば、
ある項目に関して突出して詳しいのは否定できませんが、
「オタク」と呼ばれるのには非常に抵抗があります。
これまで差別用語だと信じ切っていたわけですからね。
それに、突出していると言っても、
一般と比べた時の話で、専門には歯が立ちませんから。


呼ばれるとするなら、「マニア」の方が嬉しいです。
そんなに違いはないのかもしれませんが、ぼくの価値観の中では、
「オタク」は自己満足に終わる人で、
「マニア」はその良さを伝える人だと思っています。
つまり、ぼくのイメージとしては
「マニア」は弟子をとる人なのです。
そんなこともないか。そんなこともないな。
いずれにしても、ぼくは「ファン」として通してますが。


最近は、小学生までもが「オタク」を名乗るそうですね。
なんか、可愛くないですよね。そんなことないですか?
ぼくの時代は「博士」だったぞ。号もとってないくせに。
少なくとも、知識人が馬鹿にされるなんてことはなかった気がします。
時代が変わったのか、それともぼくの思い違いなのでしょうか。


しかし、突出した何かを持つというのは、
決して悪いことじゃないと思うんだけどな。
個性あっての社会ですからね。
いちいち「オタク」を名乗らないでも良いのではないでしょうか。
「オタク」の急増の理由は、
突出した人たちが集まって一様になろうとすることにあると思うんです。
出る杭が、打たれないように自己防衛しているんですね。
なんだか、もったいないよなぁ。


ま、何が言いたいのかというと、
あちこちで見るもんだから、「オタク」という言葉に飽きてきたと。
こういったグルーピングというか分類というかには
どれだけの意味があるんでしょうね。
「オンリー」を大切にしようよと、ぼくは思うのでありました。