かながきはよみにくいのか?

はてなのトップページからとんで
かながきのぶんしょうについて よんでいまして、
ものもうしたいということでは ないのですが、
いろいろと かいてみたいとおもいます。
トラックバックを とばすことになりますが、
ぼくなりのかんがえを かくだけなので、おきになさらずに。


ぼくは「かな」というやつがすきです。
「かんじ」というやつもすきです。
ぼくはいつも、「かな」と「かんじ」を つかいわけているのですが、
それは、つかいわけるように ならったから、だけでは
かたづかないとおもうのです。
「かな」と「かんじ」がすきだから、なのです。


ぼくは むずかしいといわれる「かんじ」も、とくにためらいなくつかいます。
ただ、ぼくにはすききらいがあって、わざと「かな」でかくときもあります。
たとえば、ぼくは「僕」という「かんじ」がきらいでして、
おそらく このにっきには このきじいがいに「僕」はないはずです。
はっきりしたわけはありませんが、なんとなくきらいな「かんじ」があるのです。
おなじく、「かな」でかくといやだ、とおもったときには「かんじ」をつかいます。


もちろん、「かんじ」をおりまぜることで
ぼくのごいのちからを じまんしていることもあります。が、
おもきをおくのは 「かんじ」というよりも いいまわしのほうで、
そのいいまわしをただしくつたえるために 「かんじ」をつかっています。


ぼくとしては、むずかしい「かんご」をならべることは
ずるいことだとおもっています。
とくに、「せいじ」にかかわるひとたちにかんして。
そこでぼくは、できるだけ「わご」であらわすことをこころがけています。
「かんご」をならべて うやむやにしてしまおう、ということもありますが。


さて、では「かんご」はひつようなのでしょうか。
「ひつよう」ということばをつかうかぎりは ひつようでしょう。
「ひつよう」というのは「かならず」「いる」のあわさったものです。
では、かならずいるとかけばいいわけです。
なぜ「ひつよう」をつかうのか。
はやく、くわしく、ただしくつたえたいから、ではないでしょうか。


「えんりょ」というのを「わご」であらわしてみてください。
……できました?
「やめておく」とか「よしておく」とかではいけませんよ。
「えんりょ」は「とおく」「おもんぱかる」のあわさったものですから、
「さきのことをよくよくかんがえて、いまは やめておく」のはずです。
このながいいみを4もじであらわせるのだから、
なかなか「かんご」をやめるわけにはいきませんよね。


「かんご」をやめずに「かんじ」をやめるというのも
なかなかむずかしそうにみえます。
「かんじ」あっての「かんご」でしょう?
ただ、ひととはなすうえでは 「かんじ」をつかわずに「かんご」をつかいますから、
「かんご」のほうがしっくりくるのでしょうね。


じゃあ、「かんじ」はいらないの?
「かんご」をあらわすうえでは まちがいなくいるとおもうのですが、
そのまえに、「わご」にたいする「かんじ」をよめないひとは おおいのですよね。
「わご」にたいする「かんじ」には 「あてじ」がおおいです。
というより、「あてじ」です。よね?
ということは、「わご」に「かんじ」はいりません。
「わご」がよめないようなひとは、むずかしい「かんご」もしらないでしょう。
では、「かんご」も よくつかうものだけにしぼれば
「かんじ」をつかわなくてもよくなりそうです。
よって、「かんじ」はいりません。
めでたし、めでたし。


いるいらないで かんがえれば、「かんじ」はいらないとおもいます。
つたえたいことのふかさやくわしさは へってしまいますが、いらないでしょう。
くわしさというのは、たとえば「良い」「好い」「善い」のようなことです。
ぼくは こういったつかいわけをいつもしているのですが、
これがつたわっているかどうかというと そうでもない きがするので
なくてもよいのでしょう。




「かんじ」のいるいらないと、よみやすさはべつでしょう。
ここまで ひらがなでかいてきたのですが、
そんなによみにくいでしょうか。
もしかすると いつものきじのほうが よみにくいような きもするのですが。
ぼくのかんじかたが おかしいだけでしょうか。


かながきだから よみにくいのではなくて、
ぶんせつたんいでスペースくぎりされているから よみにくいのです。
さらに、「かんご」がおおすぎる。


 そりゃ ぶんせつごとに くぎると よみにくいですよ。ぶんせつで くぎるときは かいぎょうが けっこう こうかてきですけどね、それは ひとの このみや きまりに さゆうされるので しかたがないです。がいらいごを たようする ところは まだ よみやすい ですが、しようしていない ぶぶんを よむと めが まわって しまいそうです。アルファベットを みる だけでも ほっと した きぶんに なりました。


かたかなをつかおうが ローマじをつかおうが、
かきかたさえよければ よめるものだとおもいますよ?
……ローマじは なかなかむずかしいか。


ちなみに、このあとのきじからは「かんじ」まじりに もどります。
かながきでもいいのですが、せっかくおぼえたことばをじまんできなくなるのは
くやしいですからね。
たとえばなにかって?
……しんぼうえんりょ、とか?