マリオテニスエース体験版

マリオテニス エース オンライントーナメント体験版」
10試合ほど遊んできました!
PVの時点からかなりワクワクしてたんですけど
凄まじい緊迫感の中での戦いになりますね。



さて、本題に入る前に、ラグについての話。
体験版ではCOM対戦とネット対戦があるわけですが、
ネット対戦で通信速度の遅い相手に当たってしまうと、
反応が遅すぎて、テニスというか、じゃんけんになってしまいます。


トーナメントで対戦相手が見つかると、その相手と戦うか聞かれますが、
同時に通信の状態も5段階で表示されてます。
ケータイによくあるマークですね。
ぼくの経験上、3本以上なら安定して戦えました。
2本以下の相手は避けた方が、お互いに無用なストレスを避けられます。
対戦前の拒否はペナルティにはならないはずです。
(対戦に入ってから強制切断すると負け扱いになると思います)


初めはその辺りが分からずにスタートしてしまって、
お互いサービスエースのストレートになったり
果ては相手のスペシャルショット発動と同時にフリーズして
相手の回線が落ちてこちらの勝利扱いになったりして。
それはそれで面白かったけども。


体験版は6月3日までやってるので、
その辺りを気にすると遊びやすいかもしれません。
自動的に弾いてくれる機能がつくといいですよね。



というところで本題。
マリオテニスエースは、根本的には今までのマリオテニスとほぼ同じで、
操作もほとんど昔と同じように遊べます*1
ロブショットのA→B押しやドロップショットのB→A押しも使えます。
フラット・スマッシュはAB同時ではなくYボタンなので注意。


そこに新要素「ラケットを壊す」が追加されたのです!
何を言ってるのかよくわかりませんが、文字通りです。
昔からハンマーでボールを打ったりテニスコートを泳いだり
よく分からないゲームだったんですが、
さらに進化しちゃったんですねえ。


エナジー」と呼ばれるゲージがあり、
ラリーしたりテクニカルなショットをすると溜まっていきます。
そのエナジーを消費することで強力なショットを打つことができます。
これをジャストタイミングで対応しないと、ラケットにダメージが入るんですね。
細かい攻防については、見るなりやるなりする方が早いので割愛します。


ダメージが蓄積して、手持ちの2本のラケットが壊れるとKO負け。
即座にゲームセットです。
これで大味な展開になる、のですが、
ぼくは1試合しかKO勝ちを果たせませんでした。
むしろ、そこに至るまでの「テクニカルなショット」によるゲージ溜めが
これまでのテニスの戦術を変えそうな気がしています。


テクニカルショットとは、通常追いつけない位置にあるボールに
飛びついて打ち返すショットです。
GC版にも同じようなアクションはあったと思いますが、
今回はかなりリスクが高めになっています。
近い位置にあるボールに対しては失敗するようになっていて、
失点した上にエナジーも減る、とのことです。


つまり、近い位置にあるボールは普通に打ち返し、
取れないボールはテクニカルショットで打ち返すことになります。
すると、揺さぶられた方がエナジーが溜まりやすいとも言えるんですね。
相手を揺さぶるというのはテニスの常識だと思うのですが*2
揺さぶると相手にチャンスを与えてしまうんですよ。


じゃあわざと相手の近くに打てば……と思いたくなりますが、
チャージショットもエナジーが溜まりやすいようです。
したがって、チャージするには遠いけれど走れば取れないわけでもない、
そんな絶妙な位置にコントロールすることが求められるのです。
そしてその精密なコントロールを実現するのが、エナジー消費の「ねらいうち」と。
うわあ、見事に噛み合っている……


こうした要素によって、マリオテニスエースはエナジー管理のゲームとなるわけですね。
もちろんテニス自体の反射神経や読みを競う部分も強く残されています。
たぶん文字だけでは全容を把握できないですし、
チュートリアルもかなり複雑だと感じましたが、
3戦遊んだくらいから雰囲気がつかめてきたように思います。



印象としては、「思ったより地味」ですね。
ラケット破壊の大味さがゲームを壊している、なんてことはありません。
緻密な駆け引きが必要なゲームになっています。
そういえば「ARMS」もそんな印象を持ちましたね。
派手じゃない分、駆け引きが深い。


テクニカルショットを会得したプレイヤーに対しては
普通のテニスの戦術が通用しなくなるので、
エナジーを無視したプレーをすると勝ちにくくなります。
まずはテクニカルショットを使うタイミングの見極め、
左スティックで走るか右スティックで飛ぶかの判断が重要です。


エナジーが満タンになった時にLを押すと使えるスペシャルショットは、
おそらくボールがどこにあっても発動します。
間に合わないボールに対しても使えるはずなので、
油断した相手を一転窮地に追い込む恐ろしい技でもあります。
というか、それに一度やられました……


スペシャルショットも、1撃でラケットを壊せるショットではありますが、
相手を狙って破壊に期待するか、確実に得点するか、ここも駆け引きがあります。
ぼくがKO勝ちを果たした状況は、ゲームポイントにも絡まない場面で
微妙に取れそうな位置に打ち込んだ結果、相手の対応ミスで勝利したので、
意表をつくのも一策かと思ってみたり。


他にもねらいうちや加速など色々あるんですが、
まだこの辺りはぼくには扱いきれてない気がしたので
これ以上はやめておくことにします。
たかが10試合程度で全部わかるなんて思わないです。
新要素を駆使して勝ち進んだというより、
昔取った杵柄でロブやドロップで撹乱して勝ったという感じですし。



ラグの問題がなければもうちょっと遊びたかったですが、
とりあえず2回優勝できたので満足です。
ガボン、かわいいです。
口にボールをしまうのはどうかと思うけど。


いつもはテレサが務めるトリッキータイプは、体験版ではロゼッタでしたね。
唯一負けた試合の相手がロゼッタで、かなり悔しかった……
よく曲がるから、テクニカルショットの成功範囲を外してくるんですよね。
あれはむしろ加速を使うべきだったかと、今になって反省。


と、体験版を遊んでみての感想でした。
このタイトルもまた、大会向きなゲームだと感じますよね。
遊ぶのも楽しいけど、白熱した試合を見るのもまた楽しい。
またまた期待が高まります。

*1:筆者が最後に遊んだのはおそらくGC版です。

*2:なお筆者はテニス素人の模様……