ロングブラスターネクロ

ロングブラスターネクロ

けっこう怖い名前のブキ、「ロングブラスターネクロ」は、
その名の通り怖い存在です。
現れたかと思えば、たちまちやられていた、
そんな状況を作り上げてきます。


ブラスタータイプとしては初のクイックボムを獲得したことで、
より即効性のある組み合わせ攻撃が可能となっています。
クイックボム投げ上げからのメイン爆風は、
直撃してないのに一撃でやられたかと錯覚する早業。


連射力が低い上に射撃硬直もあるため、
とっさの逃げが極端に苦手でしたが、
クイックボムで緊急回避をしやすくなりましたね。
壁を塗るのにもクイックボムは良好で、
弱点をかなり補っているサブと言えます。


とはいえ、メインのインク消費量がかなり多いので、
メインもサブも、無駄撃ちするとすぐにインク切れしてしまいます。
適当な立ち回りは厳禁、常に一定以上のインクを保ちながら、
敵の接近を許さないことが生存につながります。
サブ効率やインク回復のギアがあると楽ですね。


さて、ブラスター使いとしては、
ジャンプ撃ちは基本テクニックの内だと、ぼくは思っています。
理由は、射撃硬直が大きいから。


特に射撃中移動速度の遅いロングブラスターネクロの場合、
地上での射撃だと、ほぼ一点にとどまってしまい、
かなり狙われやすくなるのです。
空中で移動しながら撃つことは、機動力と回避率を上げる上で
重要なことなのですね。


一方、ラピッドブラスターの記事では書き忘れていたことに、
ブラスタータイプのブキは、地に足をつけていれば
狙いが一切ブレないというのがあります。
ジャンプ中だと一気にブレてしまうので、
ここぞという場面ではジャンプ厳禁です。


射撃精度がいらないと思われがちなブキなのに、
実はチャージャータイプのような精度があるんですよね。
昔から、ブラスターとチャージャーは似てると言っていて、
細かい特徴を見比べていくと、あながち間違いでもないなと
ぼく個人は妙に納得しております。


ロングブラスター系の脅威は、中射程くらいまでの距離であれば、
直撃により一瞬で倒せることです。
そんな簡単に当たらないだろう、というのは甘い考えで、
上級者はきっちり当ててきますし、むしろ直撃を取れない相手ならば
さほど恐れることもないというのが実感です。


もちろん、障害物の裏などに爆風2発撃ち込んで倒す戦法も強力で、
蔑ろにするというわけではないのですが、
平らな場所で爆風狙いにすると、射撃硬直でほとんど負けてしまいます。
長射程ブラスターの強みは、至近距離も直撃で対応できること。
そのために、ブラスターでも射撃精度は必要だと感じるようになりました。


ロングブラスターネクロは、この直撃と、
冒頭のクイックボムとの合わせ技による、
2通りの速攻が恐ろしく感じるのです。
さらにはメガホンレーザーで安全圏から退かせた上で、どちらかを決行すると。
なんというか、ネクロっぽいです。


塗りは、道作りに関しては並以上かもしれません。
しかしキレイな塗りとなると、厳しいところがあります。
塗り状況が良いほど、敵を予測しやすく、直撃を当てやすくなるので、
なるべく塗っていきたいところではありますが、
ネクロっぽく倒すことを優先にすべきかもですね。

ついでにヒッセン・ヒュー

ガラッと変わって「ヒッセン・ヒュー」を。
特に共通点はなさそうですが、実際そんなにないですね。
ただ、事故的にやられやすいというのはある意味似ているのかも。


はっきり言って、ほとんど見かけないブキではあります。
ナワバリバトルでもガチマッチでもそうそう見ませんね。
なのですが、ごくまれに現れては、かなり厄介に感じる存在で、
個人的になかなか印象深かったりするのです。


ヒッセン・ヒューは今のところユニークなブキ構成で、
サブにチェイスボム、スペシャルにスーパーセンサーを持ちます。
スペシャル発動でのインク回復効果により、
ボムラッシュ以外でチェイスボムを2連投可能なのも
ヒッセン・ヒューだけだったりしますね。


ぼくがヒッセン・ヒューを使うときのギアとしては、
インク回復力アップをなるべく多くつけることにしています。
チェイスボムを使いまくりたいからですね。
メインの消費も結構大きいので、相性いいと思います。


メインの射程が短く、サブは地上限定で、スペシャルはセンサーと、
ステージを選んでしまうブキなのですよね。
おそらくこのブキを見かけにくい理由でしょう。
裏を返せば、平地と段差のバランスがいいステージでは
かなりの強さを誇るとも思えるのです。


さてさて、個人的にはこのブキの主力はチェイスボム。
チェイスボムに乗って突撃、という使い方は、
おそらく他のブキの方が合ってる気がするので多用はせず。
とにかく遠くから牽制しまくって、事故を待つのが、
ぼくなりの得意戦法です。


もちろん、自陣にこもっていては何の役にも立ちませんが、
チェイスボムは自陣にいても敵陣近くまで届く場合があり、
そういう環境では、事故で敵の数が減るまで後方支援に徹するのも
ありなのではないかと思っています。


インク消費量は多いものの、それに見合った塗りもあり、
軸をずらしながら投げ続ければ、同時に整地もできてしまいます。
インクがなくなった瞬間に裏取り奇襲されると危ないので、
メイン攻撃2発分は常に確保しておきましょう。


チェイスボムをぶつけて倒したり、味方が倒してくれたりと、
敵の数が減ったことを確認したら、前衛らしい行動を始めましょう。
このメインは、スロッシャータイプゆえに段差や壁に強く、
壁を上り下りしながらチクチクと威圧していくのが得意です。
練習しにくいですが、この戦い方に慣れるとかなり強い。


これに加えてスーパーセンサーを自身で発動できるので、
地形を活かせばやられずに戦い抜くことも不可能ではありません。
なるべくイカ潜伏も駆使して、動き回って振り攻撃することで、
相手の攻撃をかわしながらこちらの攻撃を当てていきましょう。


スーパーセンサーは、無駄なチェイスボムを減らし、
また、置きチェイスボム、とでも言いましょうか、
敵が角から出てくるタイミングを予測して投げておくことが可能になります。
相手にとっての事故率をより上げられるので、楽しいんですよね。
チェイスボムの塗りのおかげで、発動頻度も案外ありますし。


チェイスボムやトラップって、避けて当然みたいに思われるかもですが、
ガチマッチでの忙しさの中で正確に判断して避けきるのは
意外にも難しいもので、そんなに悲観することでもないです。
その難しさを、使用者側も狙って、事故に合わせようと考えているわけです。
ヒッセン・ヒューは使い易いブキだと思うので、こういう戦い方も是非。



共通点はなさそうに見えて、不意に現れて事故を起こすブキ達でした。
いきなりやられるという経験は、おそらくガロン系やローラータイプが
多いのではないかとは思いますが、
いずれにしても警戒心が高まって動きにくくなり、
試合展開を不利にさせる要因になりますよね。


その対処法は、やはり経験でしょうか。
以前にそこから飛び出してきた、という場所にはボムを投げ込むとか、
自陣側にわずかに敵インクがあれば、近づく前に塗り返すとか。
そこでもスペシャルなどを使われて反撃されるかもしれませんが、
それさえも予測して行動できれば、十分なウデマエがあると言えそうです。