スプラローラーコロコロ

スプラローラーコロコロ

ブキチ曰く、古い書物のロゴを採用し
あらゆる改造を施した結果、一周回って元に戻ったという
「スプラローラーコロコロ」です。
残念ながら、筆者はコロコロをよく知りません……*1


サブは、前回、前々回と立て続けに登場している
スプラッシュシールドです。
ローラータイプとしては初採用ですね。
そしてスペシャルはスーパーショット。
近距離遠距離のバランスが取れた構成です。


このブキはやはり、スプラッシュシールドをどう活用するかがポイント。
スプラローラー系は、そもそも潜伏奇襲が基本戦術なので、
他の長射程ブキと同じような運用ではうまくいきません。
まずは、サブを使わずに倒せる敵、倒せない敵の見極めが
大事なのかなと思います。


一撃で倒せる間合い、これを確実に叩き込みましょう。
偉そうなことを言ってますが、筆者はこれがつかめないために
とにかく返り討ちに遭ってしまいます……
上手い人のプレイを見ると、敵との距離や高さを見て、
倒しに出るか、いったん引くかを的確に判断していますね。


ぼくは安全シューズのギアをあまりつけない人ですが、
それでもローラータイプには必須と感じるほどですね。
特に、敵インクを踏みながら倒せる間合いに強引に入れるのが
強力だと感じています。
とっさの逃げにも有効ですからね。


ともかく、間合いを強く意識することで、
スプラッシュシールドが要らない場面では、メインだけでしっかり倒す、
これが案外重要なことです。
その上で、必要な場面というのを見ていきましょう。


メインの振りは、距離が空いてしまうと一撃で倒せなくなりますが、
2発当てて倒せるという場面はそこそこあります。
中射程シューターに適切な間合いを取られた場合でも、
スプラッシュシールドを使って無理やり詰め寄ることで、
攻撃範囲の広さも手伝って、倒しやすくなりますね。


普段はどうやっても手を出せない遠距離主体のブキ相手でも、
シールドで防ぎながら潜り込める場面も増えます。
ただ、移動経路を読まれやすくなるので、
わざとシールドのない方から回り込むといった工夫は必要です。


いずれにしても、スプラッシュシールドは展開に時間がかかるので、
使うかどうかの判断を迷わないように。
こう設置して攻めこもう、という構想をしてから投げましょう。
とっさに使って効果的なのは、ダイオウイカやバリアに追われて
逃げ切りたい場面かなと思います。


スーパーショットは溜まりにくいイメージですが、
チャージャーや長射程ブキへの対抗として有力です。
スプラッシュシールドで身を守りながら撃てるという、
このブキ特有の組み合わせも活かせるといいですね。


コロコロに限らず、スプラローラー系は、
塗り状況が良いと強く、悪いと厳しいブキです。
味方が塗れるブキだといいのですが、そうでなければ意識して塗りましょう。
まんべんなく塗るというよりは、自分や味方が動きやすいように、
ただし敵に見つからないように、行動範囲を広げられると良いです。


あとは、低速移動も地味に大事。
イカニンジャのギアをつけなくても、低速移動なら飛沫が見えません。
これによってジリジリ詰め寄るためにも、事前の塗りが不可欠なので、
塗りは苦手なスプラローラーコロコロですが、最低限は塗っていきましょう。

ついでにプライムシューター

冒頭にもあったように、ブキチセレクション第2弾では、
スプラッシュシールドを持つブキが3つも追加されました。
戦闘時にはとても厄介なサブです。
それに対抗できるブキとして、ぼくが強くおススメするのは、
「プライムシューター」です。


プライムシューターはインク効率が悪く、
慣れるまでは、かなり扱いにくいブキだとは思います。
その分、全体的な性能は高く*2、使いこなせれば心強い。
では、対スプラッシュシールドとして推す理由を、
いろいろと書き連ねていきましょう。


まず、スプラッシュボムを持っているのが大きいですね。
スプラッシュシールドにスプラッシュボムやキューバンボムを直接当てると、
時間経過を待たずに即爆発します。
調子に乗ってシールドを出てしまった敵はこれで一撃です。
倒せなくてもシールドの耐久値は大きく削られ、すぐ消滅するでしょう。


キューバンボムのほうがダメージ範囲は広いのでしょうけど、
スプラッシュボムの転がせる性質が、ぼくは好きです。
段差や障害物で直接シールドを狙えないときも、
転がして当てさえすればいいので、柔軟に扱えるのですよね。


当てることだけではなく、シールドの向こう側に投げ込むことも有効です。
投げている最中に撃ち抜かれないようには注意が必要ですけど、
逃げ場の少ない状況で投げ込めれば、シールドから出てきてくれて、
そのままメインで倒せることもありますからね。


坂道や壁際、ヤグラ上などの特定の状況下では、
投げ込んだボムを転がして、敵側でシールド接触させることで
逃げ場を与えず倒すこともできたりします。
そう狙えるものでもないですが、決まると気持ちいい。
シールド使用側としては、こういうレアケースにも気を付けましょう。


次の理由は、メインの射程と弾速です。
プライムシューターの射程は長射程の中でもさらに長くなり、
シュータータイプ全体で見ても第2位という素晴らしさ。
これに加えて、弾速も他のシューターより速いという性質を持ち、
精度の高さも相俟って、狙ったら逃さない強みがあります。


この性質のおかげで、姿を見られてからシールドを投げられたときは、
シールドが展開する前に倒し切ってしまえることが多いです。
連射力は、シューターとしては遅い方ですが、
似たような射程のブキで比べればそれほど悪くも思えず、
シールドを出させる間もなく倒せることもある印象ですね。


敵に近づく立ち回りも少ないので、もし展開されてしまっても逃げやすく、
射程で勝っている場合は一方的にシールドを削ることもできます。
ダメージ効率もそこそこ高いので、削るのもなかなか速いかと。
インクに余裕があって、味方を援護すべきときは、削るといいかもです。


もうひとつ、これは賛同されにくいかもしれませんが、
トルネードも有効に使えると思っています。
より手軽に扱えて、シールドを貫通できるメガホンレーザーと比べると
使いどころが難しいのは認めますが、
必ずしも劣っているとも思いません。


曲がり角でシールドを張って、こちらの進行を阻害されているときは、
かなりわかりやすい使いどきだと思います。
シールドの向こう側にトルネードを落として、敵を移動させましょう。
自陣側に攻め込んでくるようなら、射程のあるメインでしっかり倒し、
退却するようなら、有利なポジションを奪えたということです。


トルネードは塗りを伴う攻撃なので、
敵を移動させながら、こちらが場所を確保しやすいのが利点です。
特にシールドを使った直後なら、相手のインク残量も少ないので、
一時的に有利になれますね。


ただ、サブに対してスペシャルで対抗するわけなので、
相手のスペシャルによる反撃には十分注意しないといけません。
トルネードを撃ったからと手当たり次第攻め込んでは危ないです。
味方と敵の位置をなるべく把握した上で行動ですね。


このように、シールドの展開前でも展開後でも対応手段があるのが、
プライムシューターの強みだと思うのです。
メイン、サブ、スペシャルの連携も取りやすい構成ですし、
しっかりと守りを崩して攻め上げたいところ。


今回は対スプラッシュシールドとして主に書いてきましたが、
場面によらずバランスの良い対応ができるブキです。
スプラッシュボムやトルネードによる牽制からの
射程を活かしたメイン射撃の相性が、ホントに好いんですよ。


ちなみに、ボムを多用したい筆者は、
サブ効率とラストスパートのギアをつけることが多いです。
ラストスパートはインク効率系の効果も発揮するので、
調整次第では2連ボムもできて楽しいのです。
インク効率を克服したプライムシューターは、強い!



というわけで、シールド持ちと、対シールドの記事となりました。
スプラッシュシールドは、意外と欠点を多く持つサブで、
特にボムが即爆発する性質は、味方をも巻き込む恐れがあります。
使う側はデメリットのない配置を心がけるべきですし、
使われる側は甘い設置を咎めていくことで優位に立てます。


対策を知らないと無類の強さを誇るかに見えるスプラッシュシールド。
実際、強いんですけどね。
どうしてもシールドを破れないというときは、
自分でも使ってみて、どう対策されるかを見てみるのがいいですね。
それで負けなしなら、いっそスプラッシュシールド使いになるとよいです。

*1:あ、でもライダーくんとかいうキャラがいるのはコロコロでしたっけ。

*2:2つ前のアップデートでもかなり強化されて、紛れもなく高性能になったと思います。