H3リールガン/D - 伝書閑古鳥

「H3リールガン」は、個人的にはリールガン系と分類している、
長射程のシューター系ブキです。
ボタン押しっぱなしでは撃ち続けない、
1入力3連射の独特なブキですね。

L3リールガン系と比べると、射程と威力が上がりました。
アップデートがあったためちゃんと把握してなかったのですが、
プライムシューター系などの長射程ブキと同じ射程なんですね。
そして、最大の特徴である、
3発全弾命中で敵を倒せる高火力と。

狙いさえ正確であれば、かなりの距離から一瞬で撃ちぬきます。
横向いているチャージャーを倒すのはかなり得意な印象。
ただ、これは全弾当たればの話であって、
1発でも外すと途端に苦しくなるブキでもあります。

3連射後の隙がかなり長く、相手の間合いに持ち込まれると
ほぼ負けと言ってもいいくらいにきついですね。
精度が高すぎるために、移動する相手に全弾当てるのが難しく、
ブラスター系のような直撃で打開、の難易度もかなり高いです。

というわけで、実はさほど戦闘用のブキではありません。
H3リールガンの強みは、塗りにあります。
後ろからとにかく塗って塗って塗りまくるのが、
このブキの役割になると思っています。

L3リールガン系の方もかなり塗りが強いのですが、
あちらは1入力では道を作れるとは言いにくいのに対し、
こちらは完全な道になります。
弾1つで塗れる量がものすごく広いです。

カニ歩きで塗っていくと、面をキレイに塗ることができます。
同じ場所を向いて撃ち続けるのは非効率なので、
入力ごとになるべく位置や向きを変えるべきですね。
また、一面敵陣色になっているときは、
振って塗ることでかなりまばらに塗り返すこともできます。

逆に言うと、細かい塗りや壁の道作りはとても苦手で、
なるべくそこに労力を割きたくはありません。
サブのキューバンボムが上手く補完する場面もあるので、
インク残量に気をつけつつ、使い分けていきたいです。

スペシャルのスーパーセンサーをガンガン使っていきましょう。
狙える敵は狙ってもいいですが、それよりも
敵のいない場所を塗っていくのも手だと思います。
センサーを切らさず、味方に情報を与え続けることが
戦況を有利にしそうですね。

あまり前に出すぎることなく、キューバンボムで追い返し、
塗りやセンサーで味方の支援をしていく立ち回りでしょうか。
いざというときには潜伏からの3連射撃で
不意打ちを決めていきましょう。
なにより、塗るのが楽しいブキです！

前回に引き続き、プライムシューターコラボと同じ構成を持つ
「H3リールガンD」は、さらに上級者感を増したブキです。
サブがポイントセンサー、スペシャルがスーパーショット、
強力そうですが、なんとも難しい。

この構成はとにかく味方に頼りがちで、
かつ戦闘が苦手なメインなので単独で動くのは危険です。
味方を追いつつ、または先行しつつ、
ポイントセンサーで敵を捕捉しておいて、
味方の足元塗りや敵の側面から援護射撃をしたいです。

味方と敵が障害物を挟んで接近戦をしているときは、
そのまま援護射撃で助けるのも良いですが、
ポイントセンサーを先に投げ込んであげると
味方としてはかなり嬉しいはずです。
そのあとしっかり挟み撃ちにしちゃいましょう。

ポイントセンサーの投げすぎはインクがもったいないですが、
敵を見逃してやられるほうがもっともったいないので、
個人的には投げまくるのがいいかと思ってます。
性能から見ればインク効率もそんなに悪くないですし。
ただし画面上部の敵の数は、常に把握しておきましょう。

センサーがついたからと一人で追いかけて倒そうとすると、
障害物を使って反撃されたり、
潜んでいる他の敵に返り討ちにされたりします。
向かってくれば倒せばいいですが、
そうでなければ塗りに専念しましょう。

塗りの強さのおかげでスペシャルゲージは溜まりやすいので、
スーパーショットの発動機会はやや多く感じますね。
チャージャーのような敵を見つけているなら、初撃でバシュンと、
見えないならポイントセンサーで探りつつ
しっかり当てていきたいところ。

ブキとしても構成としても扱いが難しく、
ただならぬ上級者向けブキという感じではあるのですが、
メインの塗りの強さが意外とマッチしているように思います。
何度もくどいですけど、援護が強いです。
味方と攻め入るなら、1発外しても問題ない時もあります。

塗りも威力もないサブをたくさん投げるために
キル数や塗りポイントは低くなってしまうことも多いものの、
目指すはチームの勝利ですからね。
心強い後方支援役を演じたいところであります。

H3リールガン系、射撃間隔の長さに使いこなせるか心配でしたが、
塗りが強いブキだとわかってからは扱えるようになってきました。
威力はこちらが強いけど、戦闘はL3リールガン系のほうが
得意な気がするなという不思議さも感じながら、
どちらのリールガン系も使い分けていけると好いですね。