パブロ/ヒュー

パブロ

ローラー系の中のフデ系に属する、
「パブロ」は一風変わったブキです。
確か、アップデート追加ブキでありながらも
発売前からも存在が明らかにされていたんでしたっけね。
一度は使ってみたいと、多くの人が思うブキだと思います。


が。
疲れます……
指が、とても、疲れます……


ローラーなので、振りと塗りの2種類のアクションがあり、
ボタン入力で振って、押し続ければ塗り進みに変わるわけですね。
で、例えば標準的なスプラローラーなら、
振りでの本体直撃や至近距離での飛沫直撃、またコロコロと轢くことで
一撃で倒せてしまうわけですが。


パブロには、一撃必殺なる言葉に縁がありません。
塗りながらぶつかってもコツンとぶつけて小さなダメージを与えるだけ。
振ってぶつけても、飛沫を当てても、大きなダメージは出ないと。
基本的には、振りの連打によって敵を倒すことになります。
そう、戦闘には連打が必要なのです。


いや、戦闘だけではありません。
塗り進み状態でのインクの軌跡は筆先通りの細っこいものです。
一面を塗ろうと思うと、フデを振って飛沫を飛ばすのが効率的。
道幅いっぱいに塗るなら、数回振っては潜るのを繰り返すことになります。
そう、塗りにも連打が必要なのです。


したがって、パブロを使いこなすには連打が必要不可欠。
常に全力で連打し続けるとすぐに疲労してしまうので、
緩急ついた連打を心掛けるべきでしょうか。
あるいは常に高速連打できるように、指の修練を積むべきでしょうか……


と、ネガティブな面を先に並べてみましたが、
そのユニークな特性にはもちろん良い面もあります。
とりわけ、塗り進み時の移動速度がイカダッシュ時と同じであることは
パブロを使う上で重要な長所です。


たとえ敵のインクまみれな場所にいても、
フデを構えれば難なく逃走が可能です。
連射が遅い敵なら、被弾してから即座に退避することも可能。
蛇行すればチャージャーの狙いも定まりにくく、高い生存率を誇ります。


逆に、自陣に総力戦で攻め込まれているときはあえて敵陣に突入して
味方を呼んで反撃の起点を作ったりもできますし、
敵陣近くで翻弄するように動き回ることで敵をおびき出し、
激戦区の数の有利を作り出すこともできます。


飛沫の射程はわかばシューターにも及ばないので、
戦うには接近しなければなりません。
まっすぐ突っ込むのはどうぞ倒して下さいに等しいので、
物陰や高台、インクの中などから奇襲を仕掛けていきましょう。
もちろん、危なくなったならスタコラ逃げろ、ですよ。


近寄ったら、とにかく連打。
ちょっとでも被弾を避けるために、ジャンプとか回り込みとかをはさんで
工夫を入れると倒しやすいようですね。
ここはもう、指との勝負です。
倒した直後に油断して別の敵にやられることのなきよう。


サブとスペシャルの構成はN-ZAP89と同じで、
スプリンクラーとトルネードです。
全てにおいて塗りの性能が高いですから、
塗って塗って塗りまくれ!
目指せ2000ポイント!(未到達です……)

パブロ・ヒュー

若干色合いが違うのでしょうか、「パブロ・ヒュー」は、
なんと、一撃必殺の手段を獲得しました!
……トラップですが。


高い機動性に、サブはトラップ、スペシャルはバリア。
敵の心を掻き乱そうという構成ですね。
ラピッドブラスターと同じ構成ではありますが、
無論、戦い方はまるで違います。


塗りはメインに頼らざるを得なくなったので、
さらなる連打力が必要となります。
頑張れば頑張るだけ、バリアというご褒美がもらえるわけですね。


パブロと比べると、やや戦闘性能が上がったパブロ・ヒュー。
ダメージは連打の数なのでそこが楽になることはないですけどね。
激戦地帯となる広場の入り口や、頻繁に上り下りする壁付近の床、
そういったところにトラップを仕掛けておくと、
ちょっとは引っかかってくれやすくなりますかね。


トラップの爆発によって敵が姿を現す場合もあるので、
怯んでいる隙にフデ攻撃を浴びせたいところ。
ま、なかなかそう上手くいくものでもないんですが。
あくまでも、かかればラッキー程度で考えましょう。


どちらかといえばバリアが重要なんでしょうな。
敵インクを物ともせず敵陣に切り込んでいけるパブロ・ヒューですが、
追ってこられると特に何ができるわけでもなく袋の鼠なのです。
そこでまさに、窮鼠猫を噛むといったバリアでの逆襲。
これのおかげで、少しは戦いやすくなることでしょう。


ただ、わかばシューターにも届かない射程ですから
バリアに撃ち込まれて押し戻されると、全く攻撃が当たりません……
時間稼ぎが必要、というような状況でない限りは、
連射の速い敵が相手なら、素直に逃げましょう。


どちらかといえば、機動性を活かして
味方に積極的にバリアを配るほうが役立つかもしれませんね。
とにかく塗って、味方の侵攻に合わせてバリアで突撃。
バリアが切れたら直ちに持ち場に戻りましょうと。


射程が短く遠隔の塗り手段も一つもないので、
いくら機敏だと言っても遠所まで塗りに行くのは大変です。
味方とはある程度離れたところを塗り、
味方はパブロの塗れないところを率先して塗りたいですね。



しかしまあ、パブロ系は塗りポイントが稼げて楽しいのですが、
あまり長時間の連戦は嫌になりますね……
今も指がだるいような状況だったりします……
以前は好き好んで使いまくっていたのですがね。
シューターって、楽だなー。