とどめの取り合い、とどめの価値。

一人で遊んでいる分にはあまり考えないけれど、
複数人で対抗したり協力したりする時にしばしば生じる問題、
「とどめの取り合い」って、ありますよね?
ここでいう「とどめ」とは単に殺生という意味だけを指すのではなく、
「得点への直接的な貢献」みたいな雰囲気で受け取ってもらえればと思います。
サッカーやバスケットボールでの、「ゴールを決める」とかね。


そういった「とどめ」には、価値があります。
とどめを刺すまでのサポートやアシストも評価はされますが、
やはりとどめを刺した人が、脚光を浴びるように思います。


チーム戦においては、誰がとどめを刺したかなんて些末なことだと思うのです。
しかし、観客は特に、目に見えやすい貢献をした人を評価するでしょう。
チームを率いる武将も、手柄のあるものを取り立てるかもしれませんよね。
そんなわけで、価値であるとか名誉であるとかを欲しがる人は、
「とどめの取り合い」に参加せざるを得なくなります。


ホント、とどめなんて誰が刺してもいいのに。
なまじとどめを刺したプレーヤーにボーナスポイントがあるからこそ、
チーム内ですら競争が起きるのです。
ん? それはそれでいいのかもしれないけれど。


「とどめの価値」って、なんなんでしょうね。
「嬉しい」以上の価値は必要なのでしょうか。
……と、ぼくがこんなことをぼやいたところで、
とどめの概念はなくならないでしょうし、
とどめにはなんらかの追加点が付与されるでしょう。
なぜなら、そっちの方が面白いと思う人がいるから。


なんだかんだ言って、世間はスター的存在を求めているのかなあ。
そうなると、手をつないで徒競走とか、完全に逆風ですけどね。
それとも、打つべき杭が欲しいのか。
だからわざわざ、杭を露呈させるシステムを作ったのだろうか。


……思考が変な方向に流れていますが、
これは単に、筆者が「とどめの取り合い」に連戦連敗しているために、
腹いせに何かを書きなぐりたかっただけなのです。
だから、この記事にあまり意味はないのかも。
ゲームは好きですが、あらゆるゲームが好きなわけでもないんだよな。