きんぐおぶ・えいとはんどれっど

なんか慌ただしくて、
最近の世間の動向がさっぱり分からない。
今の流行りはと言うと……
八百長」ですか?
流行りっていうと語弊があるかもですが。


八百長というのは、つまりは
「わざと相手を勝たせる」「わざと勝負に負ける」
ってことですね。
何故そんなことをするのかというと、
「いいもの貰ったから」「脅されているから」
というわけです。多くはね。


そして何故勝負に勝たないといけないかというと、
「勝てば昇格できる」「賭博の懸賞金が降ってくる」
こういう理由があるわけですよね。
金や名誉のため、所謂「きたない理由」ですよ。


特に賭博の方に関しては、
何も知らない人は損する一方だし、
そもそもその利益は裏の社会の方へ回っていくわけで、
よくないことです。悪いことです。
だから、八百長は止めないといけない。


それでも止まらないものは、止まらないものなのですが。
原因を考えれば、その一つに「縦社会」が挙げられると思います。
日本という国は、全体的に縦社会ですし、
中途半端な仕事でも、上が良しと言えば通っちゃう。
「全力を出さなくてもいい縦社会」なのですかね?


例えば奴隷制というのは、
「全力を出さないと危ない縦社会」です。
奴隷も大変だけど、雇っている方も
いつ反乱が起きるかという点では危ない気がします。
しかし日本は、最近でこそ危なくなってきましたけど、
「飼い犬に手をかまれる」ことが少ないんじゃないでしょうか。


昔々に封建制度があったように、
日本人はけっこう忠誠心を持ってますよね。
実はそれが、八百長を助成しているのではないかな、と。


しかしね、言葉というものは面白いもので、
語源は「八百屋の長兵衛」らしいですが、
文字だけ見ると「八百の長」
"king of eight hundred"ですよ。
つまり、ちっぽけな集まりの天辺に過ぎないんです。


そんなつまらないことで名誉を争ってないで、
もっと大きな世界があることを知れよと、
井の中の蛙よ、大海に臨め」と言いたい。
どうせ、聞く耳は持たないでしょう。
そういう連中は、小さいことの方が大事みたいですからね。


今の流行りが「八百長」だって?
何をのんきなことを言っているんだ!
時代はもう、「七十億長」だぞ!!


……話がずれすぎ?
失礼致しました〜。