見えない感動の見せ方

残念ながら ぼくは行く事が叶わなかった
NINTENDO WORLD 2011
来る2月26日に発売予定の、
ニンテンドー3DS」の体験会が、
インターネット中継されていました。
……行きたかったなあ。


やっぱり、実際に触らないと
その良さは感じられないとは思います。
各プレゼンも、いつも通り楽しませていただきましたが、
やはり「いつも通り」に留まってしまいます。


そんなプレゼンの合間に、
吉本芸人による3DSの体験映像が放送されました。
何とはなしに見ていたのですが、
これが凄かった。


みんな、驚くんですよ。
そりゃあ勿論、驚かないわけにはいかない。
しかし、その驚き方が、明らかに違うんです。


「うわあ〜〜!……あ、ああ〜、うわあ〜〜!!」


あのね、普段バラエティだかニュースだかの番組では、
「うわあ〜〜!」だけなんですよ。
そこにはやはり、宣伝しなきゃならない責任というか、
やらされている感が垣間見えたりするんです。
映像内でのたむらけんじが言ってましたけど、
「どうごまかそう?」というのが、
冗談抜きで 心のどこかにあると思うんです。


「うわあ〜〜!」のあと、一瞬真顔になるんです。
無言になるんです。素になるんです。
そこには、かつて体験したことのない驚きがやってきた、
衝撃の強さが表れていると思います。
そこからは、更に興奮したりちょっと冷静になってみたりと、
性格が現れるみたいですけどね。


体験者を傍観する人の存在も、面白いですよね。
画面のこちら側の視聴者と同じ立場を共有しています。
単に、画面の向こうで面白がってるぞ、と思わせず、
俺にもやらせろ、といった感情を見せることで、
自分もやりたい、という視聴者の関心を惹く、
ある種、日本人の習性をついた策略にも思えます。


芸人が体験する、これも策略の一つかもしれません。
芸人って、うざったいやつが多いとぼくは思うんです。
今回の体験映像にも、何人かいました。
うざったいやつほど、興味もない癖に囃し立てるんです。
この囃し立てが嫌で、実は芸人シリーズが流れた瞬間、
映像を止めようかとも思いました。


本当に好い物は、人を選ばないんですね。
3DSを触る前と、触った後の表情の違い。
全く新しい感動であることを物語っています。おそらく。たぶん。
上手い見せ方だよなぁ、と感心しきりです。


例に漏れず、ぼくもすっかり惹かれています。
ロンチタイトルが変わった揃え方だったので
様子見を決め込もうかとも考えていたのですが、
ま、無理ですね。
いやあ、ますます3DSを触るのが待ち遠しいなあ!

ニンテンドー3DS アクアブルー【メーカー生産終了】

ニンテンドー3DS アクアブルー【メーカー生産終了】