ミネヅミ冒険記 14ページ

さあて、バッジも8つ集まり、
いよいよポケモンリーグに挑戦だ!
いつもだと、この時点では物語が終結して
ああ、ポケモンリーグか、となるんですが、
今回は違います。
ここからが、クライマックスです。


さあいくぞ、と張り切ってポケモンリーグ方面のゲートに入ると
受付、というのかな?
そんな感じの女性に呼び止められました。
なんでもある場所で異常気象が発生したようで。
そんなの知るか、と言える性格ではないので、
細々とした寄り道をする羽目に。
この辺りの寄り道は、後でどさっと書くことにします。
その寄り道で、結構な収穫はありましたけど。


では再び、張り切ってゲートを通過します。
フィールドに出ると、哀愁漂うメロディ。
ああ、好い音楽だなあ。
今まで触れてきませんでしたけど、
今回の音楽は、いつにも増して良曲揃いです。
本当に、良い曲なんです。
たまに音を消して静かに遊んでいる大人達を見かけますが、
見る度に、もったいないなあと感じてしまいます。
まあ、いい大人が公共の場でイヤホンかけて遊んでいると、
変な目で見られてしまう社会だから、難しいですけどもね。


ゲートを抜けて目につくのは、いくつものアイテムシンボル。
これが何を意味するのかというと、
有名な例で言えば、ドラクエミミック的要素なわけですね。
このゲームでも、序盤だったか中盤だったかに、
タマゲタマというポケモンがボールに擬態していました。
ぼくは、こういうのを厭わない方なので別にいいのですが、
戦闘をなるべく避けたい人にとっては、くじ引きなわけです。
まあ素直に釣られてやるかと、アイテムを調べると……
……!


やられました。タマゲタケより、よっぽどたまげました。
そんなのありかよ。ポケモンに。
完敗です。参りました。


あまりの衝撃に困惑しつつも、もたもたしてはいられない。
先へ進もう。
しかしここで、「ストップ」の呼び声が。
チェレン、それにベルも登場です。
そしてチェレンとの勝負。
何かを悟ったチェレンは、なかなか強そうに見えましたが、
我らランプラーエルフーンの前に敵はない。
ミネヅミなど出る幕もなく、勝利を収めました。
それでもチェレンは、いつものチェレンではなかった。
……なんか、不意に心を揺さぶられました。
これ、ポケモンだよね?そうだよね?


感動したり当惑したり、なかなか忙しい状況ですが、
ひとまず落ち着きましょう。
落ち着いて、辺りの探索。
すると、「やみのいし」をくれる人がいました。
その人曰く、ヒトモシが進化したら使えるよ、と。
……使えるじゃないか。
早速、ランプラーに「やみのいし」をプレゼント。
おめでとう、ランプラーシャンデラに進化した!
お、なかなか可愛いじゃないか。


……知人たちの会話から漏れ聞こえた話を思い出しました。
なんでも、シャンデラというポケモンがあまりに強すぎて、
対策を練っているところだというのです。
さらに言えば、エルフーンもかなり手強い相手で、
完封負けしてしまったというのです。


……ぼくは知らずのうちに、
ものすごいパーティを組んでいたわけだ。
そりゃ、ストーリー進行も楽になるわ。
ただ、それを聞いて、ぼくは新たな決意を持ちました。
そんなに強いというのなら、
シャンデラエルフーン、ミネヅミ、
この三体だけで、ポケモンリーグを勝ち抜いてやると。
……これは緊張感のある戦いになりそうだ!!


さあ、バッジチェックゲートをくぐろう!
うわあ、なんだか初代のポケモン赤を思い出すなあ。
あの時代も、この演出がやりたかったんじゃなかろうか。
よみがえる、旅の記憶。
最後の砦への、決意と覚悟。
そびえ立つ、チャンピオンロード……


俄然、意気揚々とした気分になって参りましたが、
今回はここまで。
ポケモンリーグまで、あと少し!!

ミネヅミ語録
  寄り道は 旅の終わりを 遠退ける