そういう気分じゃないですな

今、楽しい記事を書く気分にはなれないので、
例の記事は後回しにしておいて。


今日もどこかで犯罪が起こっているのでしょう。
加害者の、ちょっとした気分の凹凸で、
被害者の人生に傷がつくのです。


被害者の人生に傷がつくのです。


浅くも深くも、傷は傷。
傷のない人生などと理想をほざくのもナンセンスですが、
自分の思い通りに人生が進むと思い込むのも馬鹿ですが、
他人の人生に傷をつけちゃいけない。


人生は、やり直しのきかないもの。
数十年という、膨大な時間をかけて成り立つもの。
それを不意に潰されたとしたら?


傷はいつまでも残るのです。
もし、謝りを受け入れることが出来れば、
傷は癒えるかもしれません。
しかし、ほんの出来心を果たして許せるでしょうか。


裁判って、何でしょう。
加害者を裁くもの、ですよね?
被害者の人生に傷をつけた
加害者の人生にも傷をつけること。


人生は、やり直しのきかないものですよ?
リセットできないものですよ?
立て直せるのは、社会に出るまで。
分かっていますか?


……分かっています、と答える人が、
こういう記事を読むわけで。
分かっていない人は、いつまでも分からない。
教育を受けていないということです。


なんとすれば、犯罪者は消えるのだろう。
犯罪者とはなんぞや?


犯罪者というのは、他人が恰も突然出現したと考える人。
他人の人生の存在に気付かない人。
辛く長い人生を送っているのは自分だけだと考える人。


その意味では、ぼくも犯罪者かもしれません。
散歩している人の、毎日働く店員さんの、偉そうな政治家の、
その人達の人生を考えたことがあるでしょうか。


他人の人生の存在に気付く近道は、読書です。
読めば読むほど、人生の多様さに驚くはずです。
漫画ばかり読んでいないで、たまには夏目漱石でも読みなさい。


……っと、これくらいにしておこう。
余力があれば、例の記事を書きます。