家族という集合

夫婦或いは親子を中心にその血縁関係者によって構成される、
生活を共に営む小集団。

以上が一般的な「家族」の定義です。


家族というのは自分が最も信頼できる存在、ぼくはそう考え続けています。
そんな「家族」という集合が、もはや崩れ始めているのです。
TVでは、少子化家庭内暴力(DV)などの拡大が叫ばれているのです。
マスメディアは時として過剰な扇動をすることもありますが、
これはなかなかに、現実味を持って立ち向かうべき問題です。


人にはその人の価値観がありますので、
ごちゃごちゃと口出しはしません。
ふと自分が感じたことを書くだけです。


家族崩壊・家庭崩壊の大きな原因は、
「コミュニケーション不足」と言われています。
自分専用の部屋、一人一台のTV他電化製品、
携帯電話・e-mail、インターネット社会への没頭、
かくして人は軽いひきこもり状態に陥り、家族とのつながりを断絶するのです。


しかし……疑問に思うのです。
メールやチャットをすることが、家族といることより楽しいのかなあ?
その相手が滅多に連絡の取れない相手だったり、思い人だったりするならば、
ぼくも縦に大きく首を振るでしょうけども、
明日も会えるような人に、いつでも出来るたわいもない話を、
家族団欒、睡眠時間を削ってまで延々と話し続ける必要はあるのでしょうか?


ぼくはね、家族といることの方がよっぽど楽しいと思う。
ただゲームをするにしても、黙々と一人で遊ぶより
見てるだけでもみんなで参加する方が、はるかに楽しいんです。
New スーパーマリオブラザーズ Wii、みんなでやってごらんなさいよ。
一人で華麗なプレイを披露するだけで、一人で危なっかしくクリボーを踏むだけで、
見ているみんなは盛り上がるんですから。


逆に言うと、それを見て盛り上がらなければ
その人はひどく無関心であると言えます。
些細なことにも小さくちょっかいを出して、関わり合うのが大事です。
……あ、口出ししちゃったかな?まあいいや。


趣味に打ち込むのも大切です。
楽しいことをするべきです。
その楽しいことをするための労力を人に押し付けず、
その楽しいことを少しでもおすそわけ出来たなら、
もっと楽しくなるんじゃないかな。

うれしいことはおすそわけ
(よみびとしらず)