2010-01-07 虫の白瀬 (3) 秒編小説 虫の白瀬 (2) 「……お逃げ下さい、お嬢さん……」 「え? 今、誰か私のことを呼びましたか? ……誰もいませんわね。 あの声は確か…… ……でも、何だか雰囲気が違うわ。 気のせいだったのかしら。 もう時間ね。 今度ゆっくり調べてみましょう。」 「……お逃げ下さい、マリナンの姫君……」 (つづきたい)