王者は布団

いやあ、面白かった。
ほぼ-1グランプリってのがありましてね、
何が一番かを競うという、よくありそうなコンテンツなのですが、
人それぞれ 一番に想うものは違うのですねぇ。
かなり白熱していました。


まず驚いたのは、子猫が温泉に負けたことでした。
子猫も負けるんですね。
子猫は良い線を行くと思ったのに。
可愛いは正義、なんて言っているのはただの気狂いということですか。
ほぼ日の層はどの辺りなんですかね。


昇給があそこまで快進撃を続けるのも驚きました。
おしゃべりも堅いと思ったのですが、
時代のせいか、それとも実力なのか、カネの力はオソロシイ。
最後の接戦はハラハラしましたよ。
つまり温泉って、子猫と昇給の間なんですよね。


両想いは強かった。
ラーメンを跳ね飛ばしiPodを跳ね飛ばし、昇給をも打ち負かす。
布団は強いに決まっているのです。
なにせ毎晩お世話になるわけですから。
そんな布団さえも破るものが現れるか、と期待してみたのですが、
布団は強い。見事に弾き返しましたね。


恐らくね、
トーナメント表を作りなおせばそれぞれの順位は確実に変わると思うけど、
布団は変わらない。
変わりようがないと思うのです。
布団は強い。


でも一つだけ納得いかないところがありまして。
上位三位は、「眠り」と「愛」と「金」の象徴なのですよ。
そして次に来るのが温泉。微妙だなぁと。
ここにラーメンかポテトチップスが入れば「食」の象徴になって
丸く収まるのになぁと思うのです。
とすると、実は人は食べることをあまり大事に思っていないのかな?
それとも、日本人、或いは所謂先進工業国民ゆえの価値観なのか。
そうかもしれないな。うーん。


いろんなことを考えさせられる企画ですね。
ほぼ日の偉大なところです。