LVシステムは ドラクエ9が好き

秋です。
秋と言えば……ポケモンです。
つっこみ却下。


最近、6Vがどうの、努力値がこうの、といった議論を
見聞きします。
何のことだろう、さっぱりわからないな、と
言えない自分が ここにいるのです……
いやぁ、だって、知らないって言ったらウソになるもんね。


知ってはいますけど、説明できるほど詳しくはないので、
興味のある方は自分で調べなさい。
そして、凡人は失望しなさい。
少なくとも、ぼくは落胆しました。


つまりは、最も強いポケモンを育てるにはどうすれば良いのか、という
方法が書かれているわけですが、
ポケモンを気楽に楽しみたいのなら、見るべきではありません。
諦めの好い人ならショックは少ないかもしれませんが、
ぼくのような執念深い似非完璧主義者がのぞいてしまうと
ポケモンを育てることへの意欲が消失してしまいます。
ぼくはもう、バトルフロンティアを殆ど諦めました。
といっても、未だプラチナ版の話ではありますが。
驚くべきことは、こういった状況にありながらもなお、
もう一度ぼくをポケモンの世界に引き込むハートゴールド版の力です。
ああ、早くやりたい。
それはそれとして。


結局、簡単に説明しますが、ポケモンというのは
先ず、種別ごとの強さというのがあります。
ピカチュウならこのステータス、メタモンならこうと。


そして、ここからがぼくにとって厄介なのですが、
同じピカチュウでも、ステータスが違うのですね。
さっきの種別ごとのステータスに、
今度は個体ごとのステータスが加減されるのです。
例えば、ピカッチはすばやさが高くて、ピカノンはとくこうが高いとかね。
でも、中にはピカキングというどの能力も格段に高いやつがいるわけですよ。
これが最高のものを6Vと呼ぶそうです。
Vってのは32進数に由来してね、ということを語り出すと
数学の話に流れそうなので、やめておきます。


で、血眼になってピカキングを選りすぐりましたと。
ここからもうひとつ。
能力をある程度偏らせることが出来るのです。
ゲーム中の表現で行くと、タウリンなんかを使うと上がる、きそポイントですね。
しかし、ただインドメタシンを使うだけが
すばやさを伸ばす唯一の方法かというとそうではなく、
なんと、コイキングを倒していくだけで
すばやさのきそポイントが上がるそうなのです。
しかもこれには上限があって、どの能力を伸ばすか、悩まないといけないのです。


……とまあ、ぼくにとっては気の遠くなる話です。
余程の暇がないとできませんわね。


そこで、ドラクエ9のシステムを見てみましょう。
ドラクエ9では、職業ごとにステータスがあり、
またスキルポイントを振り分けることによって能力を上げることが出来ます。
しかし、スキルポイントを振り分けていない状態で
複数のキャラクターが同時に新たな職に転職すると、
ステータスが全く同じになるのです。
つまり、ランダム要素が一切ないと。
同じように経験値を貰えば、ステータスも同じように上がると。
これは、ぼくからするととても嬉しいことです。
というのも、もう上げるものがない、というところまで育てれば
それが最強となるわけです。
その状態でもボスを倒せないというのなら、それは己のテクニックの問題、
仕様のせいにはできません。


何故ぼくがポケモンのシステムを嫌うのかというと、
これ以上ステータスが上がらないのに、どう足掻いても倒せない敵というのが
存在し得るからです。
幸い、ポケモンは運要素の高いゲームですので、倒し得る時もあるのです。
それでも勝てないのは仕様のせいだ、自分に非はないと思ってしまうのです。


ですが、それがポケモンの醍醐味なんでしょうね。
いかにして相手に負けないポケモンを育てるか、ですもんね。
それに、自然に近いのは、どちらかというとポケモンのシステムなんですよね。
平等なんてありゃしない、弱肉強食の世界。
とすれば、ぼくがしているのは もしや現実逃避?
……ふむむむむ。


追記:
そういえば、マリオストーリーのシステムなんかもいいですね。
自分の欲しい能力を上げて、しかも強くなったことが確実に実感できます。
攻撃力等の計算が単純なのも好きですね。
ただ、会心の一撃みたいな逆転が起こりにくいですけど。


逆に、マリオ&ルイージRPGのLVシステムは、かなり苦手な部類です。
だって、上がり幅がルーレットで決まっちゃうでしょ。
似非完璧主義者は、全て最高値を出さないと気色悪いのです。
でも、そんなことは出来ないので、
HIGEのみを上げ続けたりして誤魔化すのですけどね。


では、お前にとって最高のLVシステムは何か、と問われたなら、
ゼルダの伝説だと答えます。きっぱり。
リンクの冒険じゃありません。きっぱり。
……少々ジャンルは異なりますが。