2009-09-07 条理なき問 壱頁 問題 汝に問う。 風雨荒み、木々の折れるほどに突風吹き荒れる中、 立ち籠める暗雲の中に一筋の光が差し込むかと思えば その刹那、大山の一本杉に雷が落ちた。 炎が上がり、山に棲む鳥獣は一目散に逃げ去り、 あるものは川で、あるものは隣山で息を入れた。 その後、それら鳥獣は皆一斉に大山を振り返り、 思い思いに声を上げ、燃ゆる故郷を憐れんだ。 その中で、なお動ぜず火中に居直る鳥があった。 さて、其れは何か。