未だ見ぬ時間

デジャヴ
過去に見たようでいて、
しかし、初めての経験である。


何とも不思議な気分になります。
一度は経験するといいですよ。
したくて出来るものじゃありませんが。


たまに、デジャヴを見たデジャヴを見るのですが、
みなさんも有りますか?
因みにぼくは、最大 四段デジャヴを見たことがあります。


しかし、何故未だ知らない時間を知っているのでしょうか。
不思議ですねぇ。


この世界は、四次元時空であると言われます。
先ず、次元というのを説明しましょうか。
様々な解釈がありますが、
ぼくなりの説明でいきます。


此処に一つ、点を用意します。
厳密には、この点は大きさを持ってはいけませんが、
細かいことは気にしないでやりましょう。
今、この状態を零次元とします。


さて、ではこの点をちょっとずらしてコピーします。
この点と点の間には、無数に点が置けますよね。
隙間なく点を埋め尽くすと、線分が出来ます。
これが、一次元です。
簡単な説明なので、厳密な定義ではありませんよ。

では、同じように この線分をずらしてコピーしましょう。
ただし、同じ直線上に並べてはいけません。
そして、間を埋め尽くすと、面が現れました。
つまり、これが二次元です。

さらに、この面を同じ平面上に並ばないようコピーし、
埋め尽くせば、立体になりますね。
三次元も出来ました。

この調子でどんどん進めれば、
いくらでも次元を増やせるのですが、
残念ながら、人間はこれより高次元になると、
認識が追いつかなくなってしまいます。
なぜなら、この立体を「同じ空間」ではないところに
置かなければならないからです。
そこで、時間軸が登場するわけです。


例えば、今この立体を、
明日のこの時間にコピーするのです。
これは「同じ空間」ではないはずです。
勿論、今からその時間までは途切れなく続くはずですから、
これで、四次元を認識することが出来ました。

さらに五次元を目指す場合には、「異なる時空」を考えなければなりません。
よくあるのはパラレルワールドってやつですけども、
こうなると、理解するのは至難の技です。たぶん。


その話はこれくらいにして。


三次元空間の中で、ものをとってくることは よくあります。
その時、その対象物は見えていなくても、
どこかには存在するはずです。
また、その対象物がどこにあるかを知っている場合もあるでしょう。
時に、直感で見付けることもあるのではないでしょうか。


それならば、四次元時空の中でも、
未来のある時間は 既にどこかに存在しているのではないでしょうか。
予言者というのは、物探しをする占い師・超能力者のように、
その時間がどこにあるかを知る能力があるのではないでしょうか。
そして、デジャヴというのは、直感で見つけたある時間ではないのか、と考えるのです。


尤も、この考え方は つまるところ
運命は既に決められているという意見と同値なので、
そんなつまらないのはいやだ、等の
反論も多いと思いますが。


その反論については反論出来そうなので反論して見ますと、
例えば、RPGというのは製作者がシナリオを考えるわけですが、
プレイヤーには何が起こるか分かりません。
それと同じで、神様が自分の運命を創っていたとしても、
自分には何が起こるか分からないじゃないですか。
だったら、つまんないことなんてないと思うんだけどなぁ。


何れにしても、難しい問題です。
ある次元に住む生物は、
それより一つ少ない次元までしか想像できないのだとする意見もありまして、
人間にとっては至極難しい問題なのでしょう。


それにしても、
随分だらだらと書いてしまったなぁ。
話があっちへ飛び、こっちへ飛び。
もっと要約してすぱっと書くのが良いのはわかっているはずなのに。
書き手からも読み手からも、時間を奪ってしまうよなぁ。
そういう運命なのかな?