リアル棋士人狼かよ

棋士人狼をやっても強い」
ニコニコ生放送でも2年ほど前から放送されている
アルティメット人狼という番組を、よく見ています。
舞台で人狼をするプロ集団「TLPT」と、
ゲームクリエイター棋士、方々の有名人達が
観客の前で人狼ゲームを繰り広げるという企画。


確かニコニコのプレミアム会員なら過去の放送も見られたと思うので、
興味あれば見てみるといいと思います。
いや、回し者でも宣伝でもないですけど、
よくもこう騙せるもんだなと感心する名勝負がたくさんあり、
ぼくは実は人狼未経験者ですが、ハラハラして楽しめます。


やったことないのに人狼を説明するのも気が引けますが、
ランダムに選ばれた人間陣営と人狼陣営に分かれて戦い、
人間は、人間に紛れている人狼を処刑するために、
人狼は、人間同士を疑心暗鬼に陥らせて生き残るために、
それぞれが信頼を勝ち取っていくゲームだと感じています。


そして、プレイヤーは少なくとも自身の役割、人間か人狼かは
もちろん知った状態でプレイするわけです。
それに対して観客は、公開ルールの場合もありますが、
全てのプレイヤーの役割がわからない状態でゲームが進みます。
最後の最後で予想が大ハズレしたりもして、これもまた面白いんです。


ま、ルールわからなくても、実際に見た方が早いですし*1
棋士達の迫力ある理詰めも楽しめますが、
ここまではいわゆる前振りというやつでして。


本題は、将棋界を飛び出して話題になっているソフト不正の問題です。
傍観者として、結論を出したり一方を支持するつもりは全くないです。
ただ、両者の言い分として真っ向から矛盾が生じたこの現状を見るに、
どちらかが嘘をついていると考えるのが自然なわけでありまして。
これ、まさにリアル棋士人狼だなあと思ったんです。


一応、誤解を避けるために書いておきますと、
問題の関係者であるとされる将棋連盟理事やトップ棋士、疑惑の当事者は、
先に書いたアルティメット人狼には出演していません*2
単に個人の感想として、人狼を見ているみたいと思っただけで、
それ以上の感想も考察もないです。


人狼の場合は、ゲームとして嘘をつき、信頼を得ているわけなので、
よりドラマティックなどんでん返しが起こるとも言えますけど、
でも現実の方でも、そうならないという保証はないと。
全てが憶測で進んでいる以上、こんなの結論付けようがないよな、というのが
人狼観戦者としての結論なのでした。


中身が何もない記事ですが、
あえて中身を入れてないのです、と言い訳をして。

*1:プレイする方がもっと早いとも思いますが。

*2:スピンオフなど細かい番組は見ていないので、そちらの方は要確認ですが。