「クラブニンテンドー、サービス終了のお知らせ」かー。
任天堂の、ポイントで景品を引き換えできるサービス「クラブニンテンドー」が、
2015年9月30日で終了するそうです。
「クラブニンテンドー」サービス終了のお知らせ｜サポート情報｜Nintendo
少し前にゲーム機でのポイント取得がなくなり、会員ランク制度もなくなって、
路線が変わるのかなと思っていましたが、
終了の伏線だったんですねー。
新たな景品として、これまで同様の限定景品のほか、
いくつかのバーチャルコンソールや、
ゲーム機の中でゲーム購入に使える「ニンテンドープリペイド番号」が追加されました*1。
記事執筆時点ではアクセス集中のためか、かなり重いですが、
サービス終了までに忘れず交換しないといけませんね。
さて、ここからは少し、思い出話を綴りたいと思います。
「2003年10月のサービス開始から11年以上が経過」とありますが、
ぼくはこのサービス開始当時のことを鮮明に覚えています。
というのも、ちょうどこの頃、事情により長期間の入院をしていました。
今となっては携帯デバイスの発達で、暇つぶし道具などいくらでもありますが、
この頃出ていたゲーム機は、ゲームボーイアドバンスでした。
それでもあるだけマシですよね。
「ホットマリオキャンペーン」だったと思うのですが、
GCの「マリオカートダブルダッシュ」やGBAの「マリオ＆ルイージRPG」なんかが
確かそのキャンペーンの対象商品で、それと同時に入会した記憶があります。
入院生活が退屈だったのもあって、クラブニンテンドーの開始には妙にわくわくしました。
それ以来、ぼくは人並み以上の愛着を持っていたように思います。
パソコンも普及してきたと言っても、日常的に触る人は少なかった頃だと思いますから、
パッケージに封入された番号を見ても、特に何も思わなかった人もいるのかもしれません。
「限られた人感」が、わくわくを加速させていたようにも思います。
クラブニンテンドーの景品には、とても楽しませてもらいました。
初期にはGCのネームプレートが景品だったこともありましたねえ。
ゼルダのポスターとかもあったような気がします。
カラーのDS用タッチペンやカードケースは、今でも使っています。
序盤で最も記憶に残っているのは、なんといっても「ゼルダコレクション」です。
Wiiが出ていないからバーチャルコンソールもなかった当時、
「ゼルダの伝説1」、「リンクの冒険」、「時のオカリナ」、「ムジュラの仮面」、
そして諸々の特典映像がついたこのソフトは、とても衝撃的でした。
時のオカリナ以外はこれで初めて遊びましたね。
普通に引き換えるには500ポイント必要でしたが、
GCソフト「4つの剣＋」を登録すると、150ポイントになったんですよね、確か。
いやー、なんでこんなに覚えているんだろうな。
クラブニンテンドーといえば、各種CDもこれまた大きな魅力でした。
「マリオギャラクシー」のオーケストラCDに圧倒され、
出ると思っていなかった「マリオ&ルイージRPG」には狂喜しました。
最近だと「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」がとても良かったですね。
これらの音楽も毎月のように聞いてますから、今なお楽しんでいます。
そろそろ届くであろうスマブラCDもホントに楽しみですね！
そして、ディジタルだけでなく、アナログ的な景品もいろいろとありました。
特に印象的なのは、マリオ柄の「花札」と、「スターテンビリオン」です。
花札は、まあ任天堂なので花札でおかしくないんですが、
原点回帰みたいで感慨深かったです。
近頃はポケモンとのコラボレーションもされていたんでしたっけね。
一方の「スターテンビリオン」は、これこそある意味原点回帰。
横井軍平さんによる製品の復刻版ですね。
まだ一度も解けたことがないですけど、
これが手元にあるというだけで、もうぼくは幸せ。
今の任天堂の基礎を形作った、ぼくの尊敬する人物ですから。
とまあ、たぶんこのまま書き続けていると終わらないと思うので、
このあたりで思い出話は終わりにしますが。
いつまでも、わくわく感を与え続けてくれたクラブニンテンドーには
感謝してもしきれない思いです。
だからこそサービスが終了することはとても残念です。
ただ、最近は少しだけ不満もあって、
NNIDとの紐付けが行われるようになってから、複数台の3DSからのポイント登録が
いちいち紐付けし直さないといけないような仕組みになっていたり、
WiiU以降の新しいサービスとの親和性の低さを懸念していたのでした。
そういう意味では新しいサービスに移行するということは喜ばしいことです。
刷新するからには、システム部分も納得のいく形に仕上げて欲しいものですね。
そんなわけで、まだもう少し続きますが、
クラブニンテンドー、ありがとう！！
最後まで、楽しみたいと思いますよ！！
……そうそう、ちょっと心配なのは、
Wiiの「PUNCH-OUT!!」でトレーナーのドック・ルイスが
クラブニンテンドー関連のネタをときどき喋りますが、
通じなくなってしまうのかなあ……
ま、そんなに心配することでもないか。
