「嘘」って、何だろう。

一般に「嘘」って、
事実とは異なることを、意図して発言することですよね。


でも、事実と違っていることを知らなかったときは、
「嘘」にはならないんですよね。
「無知」のレッテルが貼られちゃいます。


「ウグイスは緑色だ」*1というのは、
知らない人にとっては「嘘」ではないし、
知っている人にとっては「嘘」に他ならない。
それはさておき。


では、例えば財布が空っぽだとします。
そして、とても空腹だとします。
そんな時、果物売りが通りかかり、何か要るかと問われます。
その果物を買うお金がないことは、知っています。


「要る」と答えれば、それは「嘘」ではありませんよね。
食べるものが欲しいというのは、本当です。
しかし果物売りにとってみれば、
買えないことを知っているのに果物を盗られたわけだから、
「嘘」を吐いたと思われてもおかしくありません。


「要らない」と答えれば、それも「嘘」ではないです。
いくらおなかが空いていても、要らないものは要らない。
ただ今度は、衰弱した様子を見た果物売りが、
自分の意志に「嘘」を吐いていると思うかもしれません。


考える主体が異なれば、何でも「嘘」になり得る。
だから「嘘」かどうかの争いに、終わりはないのです。
ぼくはそう思うのですが、それは「嘘」でしょうか。


嘘の渦巻く政治。
それは昔から、いつでもどこでも普遍じゃないかと思いますが、
ひとつだけ、これだけすれば、
現状は打開できます*2


先に延ばすな、Yes/Noで即答せよ。


菅さんも鳩山さんも、諸々の黒幕さん方*3も、
「はい」か「いいえ」で、その場で答えなさい。


も一つ言うと、質問する側*4も、
「はい」と「いいえ」で同じ解釈のできない問いを選びなさい。

*1:まあ一度、ウグイスを調べてみてください

*2:嘘をなくすことは、まあ不可能でしょうね

*3:黒幕じゃなかったとしても

*4:議員もメディアも