果たされなかった約束と 上機嫌

ふと交わされた些細な約束。
その約束は果たされなかった。
しかし何故か上機嫌。
そんなぼくの一日。


起きて間もなくの閃き。
止め忘れたアラームの逆襲。
迫る時間に小さな発見。
6月30日の日付。


返答を一つ先取り。
思わぬグループワーク。
言うこと聞かない電卓。
焦りの中のまったり歩き。


いつもの如き席予約。
「はやくはやく」の三連呼。
気まぐれと屈託の予定変更。
ご飯と昼寝。


すさまじい達筆。
見つけ損ねた大発見。
劣等感漂う紙一枚。
時間の来るまでぼんやりと。


先ずは無駄話。
沈黙と凝視。
来訪とちょっかい。
会議という名の束縛。


立ち籠める暗雲。
轟く雷鳴。
停電再び。
復旧の機械音に驚き跳ねる。


コンコンとビクビク。
二対一のインタビュー。
待ての呼び出し。
三人衆と立ち替わり。


取り交わされた約束。
果たされなかった約束。
夜道を歩く一つの影。
上機嫌な鼻歌とともに。


ラーメンは旨かった。
停電の二次災害。
意味の分からない電話。
そうして記事は綴られる。


この上なくなんでもない。
しかもなんとなく優越感。
何故だかさっぱり分からない。
楽しい楽しい一日でした。