テンポが良すぎること。

ここ2,3日、マリオギャラクシー2を遊んでみたのですが、
いやあ、テンポが良い。
少し前までテンポに難有りなゲームを遊んでいたので尚更。
前作プレイ済みだから操作も完全マスターしていて尚々更々。
で、ちょっと困っているんです。
あまりにサクサク進み過ぎて、
あっという間に終わっちゃうんじゃないかと。
杞憂であって欲しいなあ。


ゲームというのはテンポが大事だ、と考えているのですが、
過不足ないテンポは見つけることは
意外と難しいんだな、と思いました。


特に続編というのはインタビューにもあるように、
知っている人と知らない人とでは
イントロダクションに掛かる時間が違うんですね。
初めのステージで何回も失敗する人もいれば、
初めのステージからショートカットを決めまくる
ぼくのような奴も居るのです。ちょっとした自慢ですけど。
そうすると、クリアに掛かる時間は倍以上の差がつくのです。
万人に向けることの難しさを、改めて感じましたよ。


しかし、何がこんなにもテンポを速めているのかというと、
ゲームを始めてからステージ選択画面に行き着くまでの
所要時間の少なさですよ。


今までの3Dマリオは、ステージ選択画面という
概念そのものが先ずなかったんですよ。
行きたいステージがある部屋なりエリアなりに行って、
そこからシナリオを選ぶシステムだったんです。
それが、ですよ?
始まって幅跳びすればもうステージ選択画面です。
スターを取って帰って来るのも普段はスタート地点ですから、
また幅跳び一回で次のシナリオを遊べるんです。
条件によって違う場所に戻されるのは、
ほんの少しの息抜きの時間だと思うのです。
これも、もどかしい人にはもどかしいのでしょうけども。


ただ、そこからは演出し過ぎることなく遊びを作り込む
製作者の熱意が感じ取れるような気がして、
ぼくとしては嬉しい限りです。
今作は全シナリオにクリアタイムが表示されるようで、
プレイヤーが創る遊びにも幅が広がったように思います。


そういえば、レッドブルーパネルギャラクシーを
スピンなしでクリアできるようにしたのは、
全くの意図的に、ですよね?
幅跳びを使いこなしてタイムアタックを試みよと、
そういう魂胆ですね?
ようし、やってやるぞー。
ホミックの占有が解けた時に、ですが。


ガンガン先には進みたいけども、
長く楽しみたいという心もあり。
のんびりゆったり、アンローペースで遊ぼっと。