たいむ=まねー?


言うまでもなく、この絵は
「時は金なり」
を表現しています。
が、描いてから、なんか違うな、とも思ったり。


「時は金なり」
ぼくのお気に入りの諺です。
単純な意味としては、
時間をおろそかにするんじゃないよ、
といった風なことだと解釈します。
気に入るぐらいですから、賛同しています。


では、語順を変えて、
「金は時なり」
ん?
こうすると、違和感を感じるのは ぼくだけでしょうか。
ここからは、プライスレスを否定する考え方がとれそうですね。
ぼくとしては、この言葉には賛同できないな、と。


ということは、
文法で考えると、「時=金」の解釈に間違いはないけれども
意味で考えると、「時=金」という解釈は、間違っているようにも思えます。


じゃあ、どう表現すればいいのだろう。
例えば
「時ならば金である」
としてみます。
一見、元と変わらないように感じますが、
対偶をとると、
「金でないならば時でない」
うーん、人生金がすべてじゃ、と主張するように聞こえますね。
くだらない時間を時とみなさない、平家の言い分になってしまいました。


他には…
「時は金になる」
うむむ、これも、敏腕編集長とかが言いそうな言葉ですね。
言わない?まあまあ、気にしない。


なんだかんだ言って、やはり
「時は金なり」
が、一番しっくりくるのでしょうかね。
まあ、時の大切さを、
多くの人が最も大切とする金と同等に表現している、というところですかね。


時と金
あなたはどちらを選びますか?