直径を両端に持つ円
円と言うのは、面白い図形です。
ただ単に、ある点から同じ距離にある点を集めただけで、
丸くなっちゃうのですからね。
考え方だけを見れば、平面図形の中で一番簡単だと言えるかもしれません。
でも、そう簡単に自由な大きさの円は描けませんし、
やっぱり、式を書けと言うとつまづいちゃうわけで。
図形の方程式って、面白いと思うのだけどなあ。
円の方程式と言えば
ですよね。たぶん。
(a,b)を中心として、半径rの円です。
でも、実生活の中では、
中心位置とか半径とかなんて要らなくて、
ただ、どこを通るかさえ分かればいいということも しばしばあります。
実生活で、円の方程式なんて要らない?
まあまあ、そう言わずに。
例えば、直径を両端に持つ円
たまに欲しくなりません?
そんな時にはこちら!
はい、これで、とを端とする円が出来ました〜。
証明は難しくありません。
とを端とするということは、
2つの点の中心が円の中心で、
円の半径は三平方の定理を使えば、
x座標の差の2乗とy座標の差の2乗の和を平方根とって、
この3つの式を初めの円の方程式
に代入して整理すれば、
が導出されるはず。
初めの式を変形して、
として導くこともできますね。
立派な円の方程式です。
ところがですね、
円の方程式を求めよ、と言っておいて
たまーに、これを答えと認めない人もいるのですよ。
ちゃんと平方完成させろ、とかね。
中心位置と半径を求めよ、だったら御尤もですけど、
ちゃんと方程式は求まっているじゃないか、と言いたいところです。
言いたいところですけど、言えずに終わります。
ぼくは すこぶる捻くれているのかな。
以上、
円の方程式云々は、愚痴を言うための枕でしたとさ。
いやぁ、TeXは楽しいね。
はてな記法にTeXを取り入れるなんて、素晴らしい!
…ちょっと字体が悪いけどね。