満点

人は、満点を求める


正しさを求めると同じく
人は、満点を求める


間違いを嫌う故に
満点を求めるのだ


そう
人は、間違いを恐れているのだ


だが、間違いなど存在し得ぬ
人の考えるそれは
間違いではない


己と他人とが異なるそれは
間違いではない


人は、孤独を恐れているのだ


恐れることなどない
孤独を受け容れたならば
恐れるものなど何もない


その先に、新たなる光が見えるだろう


満点を設けたが為に
潰えた道は幾つあるのだろうか


満たして終わるな
溢れを厭うな




…むにゃむにゃ。
いっつぁ、寝言よ。