よくわからないけど、2週間。

2週間前の、朝。


ふとツイッターを見たら、
「異動に関するお知らせ」と「逝去」という文字が見えて。


え…? と思いながら、
誰か事故に遭われたのだろうかとPDFを開いたら。


頭が真っ白になって。
涙が止まらなくなって。


今、思い出しているだけでも涙が出てくる。
全く信じられなかった。
入院されて、復帰されたのを知っていたからこそ、
スプラトゥーン社長が訊くを楽しく読んでいたからこそ、
株主総会の質疑応答のやり取りをWebでチェックしていたからこそ、
ほんの少しも予想してなかった。



まだ、まだよくわかっていません。
お葬式が終わっているのも知っているけど、
そこに行ったわけでもない。
そもそも、お会いしたことがあるわけでもない。


ぼくにとっての普通の日常は、戻りつつはあるけど、
でも、なにか不思議な、わからなさがあります。
まだ、思い出しただけで涙が出てしまう。



わからないながらも、まだ落ち着きを保てているのは、
糸井重里さんのおかげだと思います。


毎日のように「ほぼ日」には訪れていますが、
誰かの訃報をわざわざ声には出されない方です。
しかし、2週間経った今でも、
岩田さんの話題をあげてくださいます。


縁が深い人なのだから、とかそういう話は抜きにして、
岩田さんの話を聞けるのが、とても嬉しいのです。
15日の水曜日にあったほぼ日でのラジオでも、
そんな状況ではないだろうにもかかわらず、
思い出話を聞くことができて、本当に嬉しかったんです。
ありがとうございます。


コンテンツをまとめてくださった永田さんたちも、
本当にありがとうございます。



わからないが続いているけど、
わかりたくないだけなんだろうな。
わかってるんだけど、
わかってないことにしたいんだ。


ぼくが岩田さんから受けた影響はものすごく大きいです。
物理的なところで言えば、今、この文章をMacで書いているのは、
明らかに岩田さんに依るところです。


社長が訊くやらほぼ日やらで読んだ、
ゲーム作りやプログラミングの姿勢、経営その他、
真似したいと思うところは真似ているし、
できてないなと思うところは目標にしています。


宮本さんや桜井さんや横井さんや、
尊敬するゲームクリエイターはたくさんいますが、
本当に、この考え方がぼくにぴったりだと思える人は、
岩田さんなのです。
だから、もっともっと教わりたかったんでしょうね。



どう結んでいいのかわからないけれど。
お会いしたこともないとは、さっき書きましたが、
糸井さんのこの挨拶は、最高だと思うのです。


岩田さん、また会いましょう。