小さな演奏会

エレクトロプランクトン」の話ですが、
DSiウェア」の話ではありません。
あくまでも、「エレクトロプランクトン」の話です。

ELECTROPLANKTON エレクトロプランクトン

ELECTROPLANKTON エレクトロプランクトン

DSiウェアに触発されて、わざわざパッケージ版を買ったという
馬鹿話の方はこちらにありますが、
愈、その内容に参りましょう。


先ず感じたことは、起動が速い。
ロゴも何も出ないから、起動してすぐ遊べます。
これは、本当に地味ではありますが、かなり気持ち良いものです。
いきなり ぼくの心を掴みました。


そして、プランクトン選択画面。
ここも好いですよね。
ぽろん、ぽろんと、静寂の中に響く音、というと、大袈裟でしょうか。
ぼくはここでも遊べます。
細かいことが、印象を変えますからねぇ。


ここまでは恐らく、パッケージ版の方にしか分からないところになるのかな。
では、プランクトンたちのレビューを始めましょう。


先ず、ぼくの感性に合わなかったものを挙げておきます。
トレーシー・タイヨウチュウ・ナノカープ・マリンスノー
以上の四つは、ぼくには良さが分かりませんでした。
感性は人それぞれですので、一概に悪かったとは言えませんけどね。


では残りを紹介しましょう。
先ずはハネンボウ。
このソフトの中で、最も期待していました。
そして、期待を裏切らず、最も好いと思いました。
ただ跳ねかえるだけ、それなのに
いつまでも遊んでいられます。
花を咲かせたりも出来ますが、ぼくはただ 跳ねかえりを見ているだけで十分です。
角度が一度変わるだけで軌道が大きく変わるという、
物理シミュレータにもなりますよね。
考えすぎ?う〜ん。


これも期待していました、ルミナリア。
昔、似たようなのを触った記憶があるんですよ。
すっかり忘れてしまったんですけど。
やはり良かったです。


レックレック。
ノーマークでした。
とても好き、というわけでもないですが、ほんのり楽しいな、てなところです。
これはやはり、音源に懸かってますからね。
新たなる効果音を鋭意模索中で御座います。


これは逆転、ヒカリノワ。
別段何することもなかろうと、気にも留めなかったのですが、
ぼわぁ〜んが心地よくって……
なるほど、ペンタトニック音階ですか。メモメモファイ顔。
微妙に気に入っております。


楽しいリズムのツリガネムシ。
好いのですけどね、好いのですけど少し、気になるところもあって。
打った音が一拍ずれることがあるんですよね。
何を隠そう ぼくのリズム感の問題なのですが。
楽しいけれど、気持ちよさに欠けました。


最後にボルボイス。
やはり、アマサカス語ですよね。たぶん。
手当たりしだいに既成語を放って、
既成語が返ってくるか、という遊びにはまっています。
これが、意外な言葉でヒットすることがあるんですよ。
あと、声質によっては そう聞こえなくもない、という返答もありますし。
なかなか楽しいです。恐らく、なんば〜つ〜です。


というわけで、お約束のさらっとレビューが終わりました。
やはり、ストライクゾーンは狭そうですね。
人によっては、どれも向かないということもあるでしょう。
逆に、全て好みだという方が珍しいのではないでしょうか。
でもね、こういった、ゲームでのメディアアート
もっともっと現れてくれればな、と思うんです。
パッケージで無理なら、ダウンロードでも良いです。
そうなれば、ぼくもDSiを考えるでしょう。
役に立つわけでも、感動するわけでも、げらげら笑うわけでもない、
しかし、なにか、ちょっと良いなと思えるような、
ゲームであって、ゲームでない、そんなゲームがあって欲しい。
そんなものを、創りたい。


小さく、良いなと、感じたい。
小さな演奏会の紹介でした。