ドラクエ6 売買・実・転職制約 #21

またも微妙に間を開けてしまいました。
海底が嫌だ、というのも、
まあ原因の一つに数えられるでしょうね。
しかし今回は、
深刻な悲劇を味わうこととなるのでした……


前回ガンディーノに到着して、
ミレーユの怪しさを調査していたのですが、
進行フラグが見つからず、行き詰ったのでした。


それで、宣言通りに海底に赴けばいいものを、
なかなか気が進まずにいるのです。
なんとなしにルーラ候補地を眺めていると、
同じようにフラグが見つからず進んでない町を発見。
その名はモンストルでした。


ドラクエ6をよく知る人は、
この時点でピンと来るのでしょうね。
いやはや、無知であることは好いものです。
それがどちらに転がるとしても、ね。


以前この町を訪れた時、
夜になる前に出ていけと忠告され、
さらには宿屋に泊れなかったのです。
いつぞやのアモールでのフラグのように
誰かと話せば泊まれると思ったのですが、
その相手が見つからなかったのです。


……あっさり見つかりました。
アモスさんが寝ていました。
うーん、この前来た時も話した気がするんだけど、
見逃していたのかなあ。
そんなわけで、宿屋に宿泊可能になりました。


その夜。
予想せずとも確定事項であろう、
モンスターの登場です。
ストロングアニマル系のグラフィックで、
あまりいい思い出はないのですが、
他に道はないので戦闘開始。


……改めて実感しました。
ここはもっと早く来るべきところだったんだな、と。
だって「モンストラー」なる敵が弱すぎるんだもの。


さて、普段は重要イベントを曖昧にしたりする筆者ですが、
今回は明瞭に書き綴りましょう。
自分の行った、失敗と過ちを。
万一ネタバレ嫌いの方は、どうぞお帰りくださいな。


いきなり核心を突きますと、
「モンストラー」はアモスさんでした。
宿屋の主人が飛び出してきて、
町人たちが介抱します。
「み〜た〜な〜」とは言われませんでしたが、
なんだか後ろめたい気分……


朝になって聞いた話によると、
アモスはモンスター討伐の際に
何かしらの呪いのようなものにかかり、
夜毎夜毎に こうして暴れまわってるそうな。
いや、歩き回ってるそうな。


しかし英雄であるアモスさんは
町人の恩人であり、誇りであり、慕うべき存在であります。
ですから、この一件については
固く固く口止めされました。
はいはい、わかりましたとも。


さらに町人の話を聞くところによると、
かつて#15で訪れた洞窟というか山に、
「理性の種」なる道具があるらしい。
……あれ?
その時は見つからなかったような。
そうか、今のでフラグが立ったんだ。
では、再再突入と行きましょうか。


で、山頂に着いたものの、
やっぱりしゃべる草しかいない。
きっとどこかに光るシンボルがあるはずだと信じて、
目を凝らしながら下山しても見つからない。


見つからないものはどうしようもないので、
モンストルに舞い戻ることに。
そしてここで、大きな過ちを起こすことになるのです……


なんとも愚かな一人合点をしたのでした。
「ははあ。アモスに真相を話せば、
 理性の種のフラグが立つのだな」


なんとも愚かな一人合点をしたのでした。
「しつこい選択肢だな。
 しかし逆に、これは決意の表明なのだろう


何度も何度も遮ってくれたのに、
ついにアモスに告白してしまったのでした。
アモスは笑ってごまかすだけ。
この時初めて疑ったのでした。
「あれ? 間違ったかもしれない……」
時すでに遅しとは、まさにこのことです。


何の気もなしに教会でお祈りしたのも、
これまた失敗だったのでしょうね。
レベルが上がればセーブしたくなる性分なので、
仕方がないと言えば 仕方がないのですけども。


今度こそ「理性の種」が見つかるはずだと、
そう意気込んで再々再突入を決行。
魔物が鬱陶しいので、ふくろに眠るせいすいを振り撒き、
さっさと山頂を目指します。


して辿り着いた山頂。
やはり光るシンボルはなし。
でも、ないものを探せというのは
ドラクエではありえない話
でして。
ボタンを連打しながら歩き回ってみると……


あったよ。
見つかったよ。


ははは、ですよ。
フラグなんてものは、恐らくなかったんです。
今になって思えば、モンストルでのイベントは
一切無視して進めたんだろうな。


ただその時は、やはり発見した喜びが勝り、
すぐさまモンストルにルーラしましたとも。
そして現実を知りましたとも。


アモス様のお姿が消えたのです。
探しても見つからんよ。
秘密を話したのは誰だ。
過ちは誰にでもある。


……痛恨の一撃、です。
辛うじてHPを保つことができたのは、
この冒険が3人旅だったからです。
アモスが仲間になるらしいことは知っていましたし、
酒場行きになるんだろうなとは思ってましたが、
……これは辛いなあ。


憮然とするほか、ないです。
文字通り、取り返しがつきません。
そうか、そうだったのか。
アモスは離脱するんじゃなくて、
会えなくなってしまうのか。


持ち物に残る「りせいのタネ」には
「飲めばどんな時でも正気を保てる」
そのような説明がついていました。
……今すぐ飲みたいよ、その理性の種を。


呆然としながら船を出し、
大海原に漂いながらいったん休憩。
休憩しないと、身が持ちませんって。

正気を取り戻したら再開します。
こんな思い出、海に沈めてやる!!